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大江宏 ■ 建築の艶と放縦

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詳細 2015年3月24日 19:17更新

大江宏(おおえ ひろし)
――間と気配の建築家

1913年秋田県秋田市生まれ。父は神社建築の大江新太郎。子に大江新、大江昭。1989年3月3日没。

【主な作品】
御厨子(1940)
法政大学(1953-62)
東洋英和女学院小学部(1954)
在日メキシコ大使館 カサ・デ・メヒコ(1963)
香川県立文化会館(1966)
普連土学園(1966-73)
乃木会館(1968)
乃木神社(1962・83)
東京讃岐会館(1972)
茨城県公館・知事公舎(1974)
伊勢神宮内宮神楽殿(1978)
国立能楽堂(1983)

◎近代建築の中で一体何が欠落しているかということを、いろいろな面から見て行かなければなりません。ひとつは「気配」とか「香り」というような人間の五感、つまり味覚とか触覚とか、耳慣れたとか、見慣れたという感覚に訴えかけるものです。「気配」の中には、怪しげな気配、流麗な気配、重厚な気配などいろいろなものがあって「ケ」という広い世界をもっています。

◎最初に感じた素朴な疑問は、なぜ東洋と西洋を分けるのかということです。私の中の西と東の問題は、どこから先が西でどこから先が東かという種類のものではなく、連続しているものなのです。

◎形成期のモダンに対してはどっぷりつかることができましたが、発展期のそれに対しては不気味な不安感をもっていました。

◎建築をつくる基準は何か、定規は何かを一言でいい表せば、「間」の取り方に終始します。

◎方法はあくまでもラショナルですが、一方で私が標榜しているものは、そこに生まれてくる艶っぽさとか色気で、時にはおどけさえも必要です。また俗悪な放縦はいけないけど、やはり放縦さはぜひ必要です。遊郭のもっているある種の艶っぽさとか放縦さは決して俗悪なものではありませんよ。

◎本来、建築は豊かな艶っぽさをもっていたのが、いつの間にか近代的生活になるにつれ、典型的な庶民の生活感が抜けてしまったんですね。

◎建築に関わらず、どんな職業に就いている人であろうと、色気と艶をなくしたら人生成り立たないのではないでしょうか。

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開設日
2005年8月14日

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カテゴリ
アート
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