最近、横浜のマーク・クルーン投手が160km/h以上を記録
して話題になっており、日本最速記録となっております。
しかし、彼は日本史上最速投手でしょうか?
日本プロ野球創設以来、最速の投手は誰か議論されて
きましたが、スピードガンのない時代も含めると、その
答えは永遠に出ないかもしれません。
伝説の沢村投手、400勝の金田、怪童尾崎、黒い霧事件で
消えて行った森安、池永などを最速と推す人もいます。
年間奪三振401の世界記録、オールスター9連続三振の
記録を持つ江夏、V9の前後に活躍した松岡、外木場、
平松、高橋一三、または鈴木孝政、小松などの速球も
当時は当てるのがやっとという威力がありました。
オリンピックの記録と同じように、現在が昔に比べると、
技術、スピードともに上という人もいるでしょう。
私自身、この目で見た投手の中で最も速かったのは、
昭和50年の日本シリーズでMVPを獲得した、元阪急
ブレーブスの山口 高志投手です。
小さなからだから投げるその球はまさに弾丸!
当時は『3日前から振らないと当たらない』というくらい
速かったです。あまりにも直球一本槍の全力投球のため、
その投手生命は短く、記憶に残っている人も少ないと
思いますが、鮮やかに咲き、見事に散って行った伝説の
剛球投手について語りましょう。
キーワード 阪急ブレーブス 速球投手 関西大学
松下電器 新人王 昭和50年 日本シリーズ
MVP スピード パ・リーグ 1975 大学野球
スピード スピードガン 社会人野球 上田監督
山田投手 西宮 甲子園 市港 八ニ会