Vladimir Vladimirovich Mayakovsky
(July 19, 1893 [O.S. July 7] - April 14, 1930)
ソヴィエトの詩人。グルジアのバグダジ村に,貴族身分の林務官の子として生まれ,1906年,父の死後モスクワへ移住。15歳でロシア社会民主労働党(ボリシェヴィキ)に入党,逮捕歴3回目の獄中で文学に転じる(1910)。1911年,モスクワ絵画・彫刻・美術学校入学,ダヴィド=ブルリュークと前衛的な〈未来主義〉の芸術運動を開始。最初の未来派文集『社会の趣床への平手打』(1912)以降,革命の進展に沿い,『ズボンをはいた雲』(1915)・『ウラジーミル=イリイチ=レーニン』(1925)などの詩作,『ミステリヤ=ブッフ』(初演1918,演出メイエルホリド)などの劇作,〈ロスタの窓〉でのポスターやプラカード製作,映画シナリオ(俳優も兼ねた),サーカス台本,講演旅行,と多彩なジャンルで勢力的に活動したが,〈革命の芸術〉と〈芸術の革命〉の蜜月の終焉を告げるかのように,1930年4月14日,拳銃自殺を遂げた。
後世の敬愛なる同志よ!
日々の硬化したクソを掻き退けて、
我らが時代の黄昏を捜し求める
貴方は、
もしかすると、
私の事をも問い求めるかも知れない。
ならば、
錯乱し、煽動する、その精神に、
詩情の荒波を抑え、歌心の余剰を省き
告ぐ:
私は、
或る時、或る所で、存命した、
生水を汲み、運び、沸かす、栄光の煮沸者。
時の山脈を乗り越えて、
永遠の循環を通じて、語り継ぐ、
生き生きと、沸々と、伝える、
煮え激れ、
ひたすら激れ。
(Mykの詩の一部に基づいた私の編作)