907年(延喜7年)の創始と伝わるが、その縁起は、菅原道真が左遷のため太宰府に赴任の途中、河内道明寺の叔母覚寿尼を訪ねた後、いよいよ瀬戸内海を船で下ることになり、当地で風待ちのために滞在した。その時、土地の人達が失意の道真一行を丁重に迎え、親切にもてなした。道真はこれに感謝して、御礼に布地に自分の姿を描いた絵を残し、傍らの梅の小枝を一枝折り、『行く水の中の小島の梅さかば さぞ川浪も 香に匂ふらむ』と詠み、梅の枝に添え、松の小枝と共に地面に突き刺した。不思議なことにこれが1本となって根を下ろし大木となり、元禄年間(1688〜1704年)の頃まであったという。
903年(延喜3年)道真の訃報を風の便りに聞いた里人が、その徳を慕い、この梅松二枝が根を下ろした所に、小祠を設け菅公直筆の自画像を祀ったのに由来する。
また、道真が土地の人に当地の地名を尋ねたところ、『鹿鬼島(がきじま)』とも『葭原島(あしはらじま』とも呼んでいると答えがあったため、鹿鬼は餓鬼、葭は悪しに通じるので、良くない名前なので『福島』と改
めるよう勧めたと伝わり、福島の地名の由来でもある。
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