【コミュニティの正式名称】
『農業で地域活性化を考える会』
積極的な情報発信と発言・コメントいただける方のご参加を希望します。
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【コミュニティの目的】
農業を地域ビジネス、観光産業と捉えて、農業を中核にして、農業者・流通業者・小売業者等との地域連携によって、地域活性化を図ることを目的とする。
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【農業をブランド提案産業に】
補助金に頼るコメ作りは、将来性はないでしょう。人口が減少し高齢化が進む社会で、これ以上コメが必要になるはずもないと思います。高級野菜や園芸・果物、それを加工する一次加工産品などは、マーケティング力によって販路拡大が期待できます。
よい例があります。大分県大山町です。この町は、農業の最先端地として全国から注目を浴びている町です。
人口わずか4300人。農業収入が1000万円以上の農家が200軒、なかには3000万円の農家もあるようです。
「農業もやり方次第でリッチになれる」との考えで、換金作物中心の近代的農業を推進した。大山町の農業は、「ムカデ農業」といい。多品目を作くっていくことが耕作面積の少ない大山町の農業はなりたたないと、ムカデの足の中でも「主力となる足」をウメと栗と位置付けています。稲作には適する土地がないことをかえった逆手にとって、知恵で補ったのです。この町では、「農産物は商品」という意識を皆もっています。
いまでは。ウメ・栗、シメジ・えのきなどのきのこ栽培、ハーブ栽培、モロヘイヤ、イエロートマト、スモモ、クレソンとムカデの足を次第に増やしています。
また、大山町は、農作物を加工し販売することにも力を入れています。、自分たちが作った農作物を自分たちの手で加工して付加価値を高めています。
大山町は、農作物に加え、加工場でジャムやハーブパン、漬物を直販で売るシステムを導入しています。
ハンディを克服し、ピンチをチャンスに換えた大山の農業の戦略性は、21世紀の日本の農業の再生を示唆しているすばらしい事例です。
素材の野菜をそのまま出荷するのではなく、加工品として、贈答品として、調理した料理として付加価値を高めていくこと、農産物を付加価値ブランド品に仕上げていくことが大切です。
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【夜逃げの村が】
宮崎県綾町は、昔は、過疎の激しい村、かつて「夜逃げの村」とも言われていたそうです。土地も痩せており、野菜も育たず、外に野菜を購入する状態。まちに売るものがないもない町だった。
それが今や、故 郷田實町長の指揮のもと、本物志向、有機農業を推進、導入、全国でも注目されるようになった。
「有機農業の町」、「照葉樹林都市」などをスローガンとする町おこしの成功例として知られ、自然の中での人間らしい生活を求める全国各地からの移住者が後を絶たないという。
故郷田町長の努力で、農業が基幹産業となり、町をあげて取り組んできた有機農業(綾町では自然生態系農業とも呼ばれる)は町のブランドとなっており、綾牛・綾豚・綾地鶏などの畜産品と共に、関東・関西地区の百貨店等で、希少な高級農産物として店頭に並ぶこともある。
特に、有機農業は全国でもっとも早く取り入れた町と言われており、土作りから苦労しながら、育て上げた努力には、敬服する。
また、綾町は、有数の照葉樹林の町、戦後 政府の政策で伐採が進められようとしていた中、郷田實町長は命をかけて毅然と伐採に反対、「山を伐るなら私を斬ってからにしてくれ」 と、身を挺して反対、結果伐採は中止され、現在の綾の照葉樹林が残ったと紹介されています。
故 郷田町長無くして 現在の 照葉樹林のある町 綾町 は無かっただろう。
まちづくりの原点は、ふるさとへの愛情だと思う
綾町の町づくりを語る
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宮崎県綾町 〜“結いの心”を大切にした集客をめざした地域づくり
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年間観光客120万人、疎振興地域脱却 宮崎県 綾町(あやちょう)に学ぶ
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【地元業者とのコラボレーション 】
いま、一般企業では、コラボレーション経営が重視されています。農業においては、「隣の家に蔵が立つと腹が立つ」的な発想がまだ残っているかどうか分かりませんが、どうも、農家同士の連携、異業種との連携がうかくいっているところもあれば、まだまだ少ないように思われます。ある意味では、コラボはリスク分散です。
これもこれまで、農協に盲目的に依存してきた弊害かもしてませんね。(なお、がんばっている農協もあることも事実ですが)
ところで、栗で地域活性化したのが長野県の小布石町です。全国に栗の産地はたくさんありますが、しかし小布施は、高品質の栗にこだわり続けています。その品質の高さは「小布施こそ日本一の栗の適地」とたたえられるようになっています。昭和10年農林省園芸試験場で行われた「全国栗品評会」に、小布施から4品種が出品され、うち3品種が品質極上で入選、また最優秀賞も受賞されたそうです。
生産者は高品質の栗の生産にこだわり、その高品質の栗を使って、地元の和菓子屋さんがおいしい栗和菓子を作っています。生産者と和菓子屋さんがコラボして小布施の栗を産地ブランドとして全国に知れ渡るようになった事例です。
小布施栗の生産者の平松農場が、小布施栗.comというホームページで、栗の料理の仕方や小布施栗のすばらしさをうたえっています。
小布施栗.com
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栗の和菓子を販売している栗庵風味堂の下記がホームページです。
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同店は小布施栗を使った美味しい栗菓子を販売しています。栗かのこ、栗ようかん、くり風味(落雁)、初栗、栗もなか、栗庵みつ等
農業所得をあげるためには、これまでのように、生産者は生産するだけでなく、経営とマーケティングへ注力が必要となります。
作ったものを全部農協へ販売していただく姿勢をかえなければいけませんね。
生産者と加工業者(ここでは、和菓子屋さん)とコラボレーション的な発想が重要だということを示した例でです。
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【自己紹介はこちらのトッピクでお願いします】
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【農業で地域活性化している事例の情報提供はこちらで】
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【雑談はこちらで】
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【管理人の自己紹介】
社会起業家を応援する中小企業診断士です。
また、地球温暖化防止とエコロジー経営も支援しています。
大学発ベンチャー企業の社長をしています。
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