鰯のムコイリを
見たからには
普通ではおれない
「狙い」
本来映像というメディアは受け手である人々に観てもらわないと成立しないので「観て貰う映像」を心がける必要があるが、この作品はそれを一切排除し、「私がみたい映像」を作ること一点に狙いを絞って制作した。
「鰯のムコイリ」フライヤーより抜粋
鬼才Andoの記念すべき処女作。当時弱冠18歳で一介の高校生だった彼が、低予算・短期間で自ら脚本・監督・音楽を担当した。
この若き天才監督が撮った傑作バイオレンスは、Andoに惚れこんだ友人たちの援助と出演というバックアップを得て制作された。製作発表会では「高校生の自主制作映画」という概念を大きく壊し、多くの観客にに大きな衝撃を与えた。Andoの神話は、この1作から始まったのだ。