チェコの名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク(1929.8.8〜2011.7.6)のコミュニティです。
ヨゼフ・スークは1929年プラハ生まれ。しっとりとした潤いのある音色と、いぶし銀を思わせる渋い音色とを巧みにブレンドして端正な音楽つくりをします。
レパートリーはモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームスを中心とする正統派ですが、スークにとってはお国ものであるドボルザークやヤナーチェクの作品では情熱的な演奏を聞かせます。
高度なテクニックを有していますが、レパートリーの選定には潔癖なところがあり、チャイコフスキーの協奏曲やチゴイネルワイゼンのような小品、パガニーニの作品など、自分の感性に合わない系統の作品は遠ざけています。このため、巨匠クラスのヴァイオリニストとしてはレパートリーはやや狭く感じます。
ただし、ヴァイオリン奏者としてのみならず、ビオラ奏者としても超一流。また、室内楽への志向性が強く、ヤン・パネンカ、ヨゼフ・ハーラ、ヨゼフ・フッフロと組んだスーク・トリオにおいて多数の名盤をリリースしています。さらにスメタナ弦楽四重奏団と組んで録音したモーツァルトの弦楽五重奏曲集は、この作品の録音としては不滅の金字塔といってよいでしょう。
そんなチェコの名ヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークについて語り合いましょう。
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