香西秀信先生の本を元に、レトリックを学びながら使いこなせるようになることを目指すコミュです。
このコミュを利用し、現在進行形で勉強している者同士が、お互いに刺激しあい、より効率的にレトリックを深めていけたらと思います。
トピックは以下のように分類しております。
・【トピカ】事例集
・【練習】実践練習問題と解答
・その他
トピたてを参加者が作成できるに変更いたしました!
そのほか、コミュ運営へのご意見があれば、「コミュへの提案」トピまで。
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以下レトリックについて簡単な説明。
【目指すところ】
・厳密な学問的証明を提供することではなく、議論によって相手を説得すること
・この目的からすれば、論理的厳密さよりも、説得性を重視する。
・主として人間の決断の領域でレトリックは使われる。
【論理とレトリックの関係】
・レトリックと論理との関係は、
「論理はレトリックに従属するもの」
「論理が武器を作り、レトリックがその使い方を我々に教える」
【説得性】
・論理的に正しくても、人は説得できない。いくら正しくても、たとえば相手からの反発があって(感情による反発等)、説得できなかったならば、説得は失敗である。
・論理と、人間の心理を配慮したうえで、説得はなされる。
--- 追加2007/8/7 ---
【論理性と説得性】
論理
・形式論理(三段論法)
・日常言語の論理
・論証の堅固さを重視した意見(≒論理性)
・説得を重視した意見(≒説得性)
【説得方法】
エートス(性格):語り手の性格を描くことによって説得する
パトス(感情):聞き手の感情を動かすことによって説得する
ロゴス(論理):証明するか証明したと思わせることによって説得する
出典 レトリック探求法 p32
--- 追加2008/9/15 ---
参考図書
反論の技術 その意義と訓練方法 (明治図書 1995年)
議論の技を学ぶ論法集(明治図書出版 1996年)
修辞的思考(明治図書出版 1998年)
論爭と「詭弁」(丸善ライブラリー、1999年)
議論術速成法-新しいトピカ(ちくま新書、2000年)
「論理戦」に勝つ技術 ビジネス「護心術」のすすめ(PHP、2002年)
教師のための読書の技術(明治図書出版 2006年)
論より詭弁 反論理的思考のすすめ (光文社新書 2007年)
反論の技術・実践資料編―学年別課題文と反論例(明治図書出版 2008年)
共著
レトリック探究法 (シリーズ日本語探究法) (朝倉書店 2004年)
レトリック式作文練習法―古代ローマの少年... (21世紀型授業づくり) (明治図書出版 2004年)
困ったときには