ブリオーニの歴史は、第2次世界大戦後まもない1945年に、ローマに高級紳士服店”アトリエ・ブリオーニ”が開かれた時から始まります。新しい時代の風が吹き出した1952年には、現代の紳士服ファッションショーの始まりとなったフィレンツェのピッチィパレスで、ブリオーニは話題をさらう斬新なコレクションを発表し、一躍ブランドとして脚光をあびるようになりました。
それは従来の英国が持つ重厚感から、素材においても色使いにおいても解き放たれ、軽快でアクティブでありながら且つエレガントを主張するという全く新しいメンズファッションの提案でした。
以来このコンセプトを守りながら、世界へ挑戦し脚光を浴び続けている。
「世界最高のスーツブランド」と評価されているブリオーニ。「気やすさの追求。」このためだけにあらゆる力を注いでいる。動きやすさを計算しつくした「デザイン」。最高の「素材」。そしてスーツを仕立てる「アルティジャーノ(職人)」は、自社学校で養成している。ひたすらに「最上のさらに上」を目指し続ける妥協無きものづくりが袖を通す者に深い感銘と着ていることを感じさせない極上の着心地をもたらすのだ。
ファッションの流行は、半年ごとにパリやミラノで発表されるコレクションによって激しく変わる。成虫になって数時間で死んでしまうカゲロウの命にもたとえられる。