米国で大人気のセカンドライフの日本語版がオープンする。
セカンドライフは、米リンデン・ラボ(カリフォルニア州)が運営するインターネット内にある三次元の仮想世界、その中で自分の分身であるアバターが生活する。しかし、ただの仮想空間ではない。現在、登録者数は300万人を超え、空間内では1日100万ドル以上の取引がある。
その空間で使用するゲーム通貨(以下、リンデンドル)は実態経済の通貨(米ドル)にも両替できるという。そして今、企業はこの空間を、新たなビジネスチャンスと捉えて活用し始めている。
仮想空間の世界は、現実世界と瓜二つ
セカンドライフでは、自分の分身であるアバターが仮想空間の中で現実世界と同じような生活を送る。街を歩けば、多くの人が歩いており、その人達とチャットで会話ができる。共通言語は英語だが、日本語で話すためのソフトをダウンロードすれば、日本語での会話も可能だ。政治の世界も存在する。犯罪も発生する。大学もある。衣服や小物なども作成できる。また、自動車にも乗れ、リンデンドルを使ってモノや土地を買うこともできる。
リンデンドルを入手する方法だが、セカンドライフへの登録は有料と無料の2パターンあり、有料登録するとリンデンドルがもらえる。それ以外は、仮想空間の中で稼ぐ。ダンスホールに行ってひたすら踊る、カジノに行って稼ぐなど、さまざまな方法があるという。