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築地魚市場

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詳細 2013年2月24日 17:46更新

移転で揺れる築地魚市場


<築地魚市場の移転がなぜ問題になっているのか?>

東京都中央区にある築地市場。正式名称は東京都中央卸売市場築地市場といいますが、この市場は建てられてから70年も経っています。設備の老朽化が目立つため、建て替えか移転かが議論され、結局、東京都が3キロメートルほど離れた江東区豊洲に移転を決めました。ところが、移転先の場所は元東京ガスの工場跡地で、土壌が毒性のベンゼンや発がん物質などで汚染されていることがわかりました。市場で扱うものは都民が直接口にするものだけに、移転に対する反対運動が激しく、いまだに解決していません。

<なぜ東京都は市場の豊洲移転にこだわっている?>

東京都の石原慎太郎知事は、2016年に東京にオリンピックを誘致しようと訴えています。同時に築地市場跡にはオリンピックの巨大なメディアセンターを建設する意向です。そのためには築地市場を移転させる必要があるのです。発がん物質などで汚染された土壌を削り取り、その上に汚染されていない土をかぶせアスファルトで覆う、などの案が出ていますが、それで安全が保証されるのが誰にもわかりません。20年後、30年後にベンゼンなどの毒物が出てこないとは言い切れないのです。石原知事も専門家の意見を聞き、必要ならばもう一度調査をすると言っています。

<建物の老朽化だけが移転の理由?>

築地市場ができてから70年。老朽化もさることながら物流ラインの整備効率化も移転の理由となっています。築地市場はもともとは日本橋にありましたが、大正 12年の関東大震災により今の築地に移転。当時の物流の主役は鉄道で、新しい市場までは旧汐留駅から引き込み線を使い貨物で運ばれてきました。また隅田川を利用した船による運搬も盛んだったようです。市場の建物が扇形なのはその名残といわれています。

しかし、輸送手段はしだいに鉄道からトラックへと取って代わり、東京ドーム5個分といわれる広い市場もトラックの出入りや駐車場など、さまざまな問題がクローズアップされるようになりました。もうひとつ。築地市場には場外におよそ400店舗があり、それらの店は買い物客や食堂を利用する市場の関係者などで成り立っているという現実があります。豊洲に移転した場合、こうした場外の店舗は大きな打撃を受けるのは必至です。市場移転にはまだまだ紆余曲折がありそうです。

<移転する前に築地に行ってみよう>

昭和10年に開設された築地市場は、時代とともに変化をしながら、都民の食生活をまかなう生鮮食料品の一大拠点として発展。東京の観光地としても脚光を浴びています。一日平均3350トンの魚や野菜が入荷し、約21億円が取り引きされています。市場の場外には新鮮な魚を使った寿司屋をはじめ、そば屋、定食屋、牛丼の吉野家1号店など、たくさんの店があり、市場関係者でなくとも利用することができます。

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