とある商事会社に勤務しています。
昨年9月に同僚から面白いお話を引き継ぎました。特殊なアルマイト処理+機械加工を行う会社A社(仕入先様)製アルミ部品を電車車輌メーカー様にPRして新しい部材に色々採用してもらえないか、と活動していると言うのです。
とは言え、実は自分自身95年に入社し00年まで普通鋼の鋼板の輸出業務、その後06年3月まではプレスや各種機械加工・組立会社の営業をしてました。その為、決して日本国内の商売に長けていた訳でもなく、車輌メーカー様のこともアルマイトのことも、良く知っていた訳でもなかったのです。でも、貿易部署にいながら国内商売ばかりやっていて、尚且つ商品が余りガチっと決まっていない、何か身寄りのない様なところに席を置いていた自分にとって「電車」という力強い響きにはとても惹かれるものがありました。
始めはとある車輌メーカー様で作られているの関東の私鉄通勤電車車輌に採用されていた既存のアルミ部品をA社の独特なアルマイトの特徴を生かした仕様に変更、07年から採用されました。同時にN700系新幹線の内装品にも採用して頂きました。
その後も他の車輌メーカー様でもJR・市営線通勤電車の内装品でお話も頂きどんどん前向きにご検討頂いています。あっという間の半年です。
今では他の仕事が出来なくなるほどに電車のことに一生懸命です。日々何かいいモノはないか、と探してますよ。
電車に乗ると「どこの車輌メーカー様で作られているのかな」、と車内の銘板を見に行ったり、じろじろ車内を見ては「おぉ」と目をひく部材を見つけたり、コツコツ叩いては材質を確認したり・・・取引先に行っては、「これって電車に使えますね」って感じです。
自己嫌悪と自己研鑽の間を本人は彷徨っていますが、まぁ客観的には「バカの領域」なんでしょうね。
という訳でいいものをどんどん探してます。自分だけでどれだけ更に広げていけるのか分からないけども、いいものをどんどん提案して行きたい、と思っています。色々教えてください。