奈良町は聞いても「きたまち」って?
位置的には、近鉄奈良駅から北側の京都へ通じる旧街道(国道369号)沿いを中心にした地域です。東大寺を中心に、平城京時代からの歴史が積み重なった魅力的なエリアでもあります。
この地域は、昔は元興寺、興福寺一帯と同じ奈良町の一角でした。ところが94年元興寺周辺の地区(奈良駅より南側)が景観形成地区指定を受けて整備が進められ、その結果、観光地として注目される奈良町はその地区を指すようになってしまい、きたまちは住民の町づくり活動もなく、取り残されてしまったのです。
かつては街道沿いに旅籠(はたご)や商店が立ち並び、中央卸市場もあって活気にあふれた町でした。ところが高齢化などによる閉店が相次いで、町が空洞化してしまったのです。
98年に地元の有志で『奈良街道町づくり研究会』を設立した時に、この地域の通称名を「きたまち」と命名しました。
(旧奈良市街北側という意味の他にいつか来たことがある町、また来たい町というのをキャッチフレーズにしています)
ここ数年の町家ブームのおかげで、きたまちに残る古い町家や長屋をお店に開業して頑張っている若い人達も増え、少しずつですが、活気が出てきつつあります。
きたまち地域のいいところはいっぱいあります。
天平時代の転害門、鎌倉時代の北山十八間戸、戦国時代のお地蔵さん、江戸時代の法蓮格子、明治時代の少年刑務所や奈良女子大記念館など、今もきたまちに残る遺構や建造物の建てられた歴史の時間がとても長く、そして今の時代へと悠久に続いているところ☆
また、きたまち地域には、太古の生命を今に伝える自然がいっぱい、そこかしこに生きています。
代表的なのは樹齢1300年といわれる奈良豆比古神社のクスノキ、その他にも春日大社境内には多くの巨木が今も生育しています。
そして奈良公園の鹿。公園自体も柵や囲いがなく、世界遺産の大仏殿+野生動物でありながらも人になついている1200頭余りの鹿+雑木林といった、歴史と自然が混然一体と繋がってるところも魅力のひとつ☆
また町家を改装した美味しいお店やお洒落なカフェ、ギャラリーなどもレトロでモダンな雰囲気がいっぱい☆
そんな奈良きたまちのまだまだ知られていない魅力をここでご紹介していければと思っています☆
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