エンジェル伝説が好きっ！

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詳細 2019年9月9日 20:25更新: ≪書籍情報≫

著者：八木教広
出版社：集英社
版型：新書版
カテゴリー：少年コミックス
連載雑誌：月刊少年ジャンプ

http://zenkandokuha.com/?pid=2888993

≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。（詳細は下記のとおり。）
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。

『エンジェル伝説』（エンジェルでんせつ）は、八木教広が1993年から2000年まで月刊少年ジャンプ（集英社）に連載した少年漫画作品。全15巻。OVA化（1996年12月13日発売）もされた。連載中期からリアル路線の絵柄に変り、日常的な描写と異色なギャグで長期連載を博した。

【あらすじ】
某県某市碧空町に引っ越してきた北野誠一郎が転入先の碧空高校で恐ろしい容貌ゆえに数多の誤解を受けながら学園生活を送る。

【登場人物】
碧空高校生徒編

北野誠一郎（きたのせいいちろう）（声優：飛田展男）
碧空高校に転校してきた、成績優秀で人柄のいい男子生徒。心優しい性格とは裏腹に、ポマードでビッシリ固めた髪と物凄く薄い眉毛、万年クマで悪魔の様な目つき(裸眼や日差しがまぶしい時は更に鋭い目つきとなる)。転校前の学校では周囲から理解されていたようだが、碧空高校では転校当初から不良と勘違いされ、転校1日目から意図せずして番長となり、学校を恐怖に陥れてしまった(徐々に一般生徒も恐怖のみならず畏敬の念を抱くようになっていく)。学業こそ優秀ではあるが、かなりの世間知らずであり、いわゆる天然ボケの気質が見られ、そのことが周囲の（誤解に基づく）恐怖を増幅させていく。本人はあまり自覚していないが、飛び抜けた反射神経と身体能力、及びバネ（脚力）がある。そんな彼の渾身の力を込めた双掌打は激しい衝撃を生み、相手を数メートル上空に突き飛ばして瞬時に気絶させるほど。驚くと「きえーーーー」と怪人の様に叫ぶ。1年11組。
戦績：18勝 1敗 2引分 2無効

小磯良子（こいそりょうこ）（声優：櫻井智）
碧空高校の女子生徒。三つ編みの髪型が特徴的。父親が古武術の道場を構えているためとても強い。北野を不良と勘違いし、一度決闘を申し込むが北野の優しさに気づき和解する。後に両想いとなる。1年7組。名前の由来は小磯良平より。
戦績：13勝 1敗 1引分 1無効

黒田清吉（くろだせいきち）（声優：石井康嗣）
碧空高校の男子不良生徒で前番長。パンチパーマの髪型。いつも2人の舎弟を連れている。体格的には恵まれており腕力も強いが、臆病な性格と要領の悪さから戦績は芳しくない。自分より弱そうな人間には強気に振舞い、逆に強そうな人間(竹久・幾乃を除く)には下手になるなど卑屈な性格。学力は悪く、また須田や舎弟の嘘や甘言に踊らされるなど、単純な思考回路の持ち主。小磯良子にはぞっこん参っている。第1話であっけなく北野の最恐フェイスにひざまづき、番長の座を譲るとともに押しかけ舎弟になる。北野を尊敬しているが、失った番長の座への郷愁と小磯への恋情から、いたずらに騒動を起こすこともしばしば。また、やたらと変な勘違いが多い。3年4組。口だけの男に見られがちだが潜在能力は高く、「眠れる獅子」を起こすと強いのだが、普段は眠っているため弱い。名前の由来は黒田清輝より。
戦績：4勝 13敗（時山、大下と一緒の場合を含む）

竹久優二（たけひさゆうじ）（声優：津久井教生）
第2話で登場。左利き。1年11組。小柄だが、中学時代には「海千中の暴れん坊」と言われるほどの実力を持っており、入学早々に教師（岸田）を殴って停学となった。生まれつき茶色がかった髪だったが、停学明け以降は金髪にした。停学中に番をはった北野にケンカを申し入れるも敵わないと判断して北野の舎弟となり、以後はどこまでも忠誠を尽くす。終盤で北野が不良ではないとわかった後でも、その姿勢は変わらなかった。粗暴な性格で、感情が高ぶるとすぐに暴力で訴えようとするが、理由無く一般生徒に手を振るうことはない。北野支配下に入った後も様々な闘いを経てさらに強くなっている。仲間内でいうなら、幾乃の不意を突いた裏拳をかわせるほどである。名前の由来は竹久夢二より。
戦績：11勝 3敗

荻須高志（おぎすたかし）
碧空高校に転校した一年生。赤髪、三白眼が特徴。転校日早々に学校をしめようとするが、対決したすべての人間に返り討ちに遭う。黒田以上に単純な性格で、黒田が番長、北野がナンバー2という黒田の嘘を鵜呑みにしている。良子と同じく1年7組。純粋に強さを求めていて、幾乃によく果たし状を出し、平三に稽古を挑んでいるが、いつもボロボロに叩きのめされている。（自称）様々な格闘技に精通しており、碧空転校以前は喧嘩で負けたことの無いという実力者だが、碧空町では周りがさらに強者ばかりなため、いまひとつ力をアピールできていない。名前の由来は荻須高徳より。
戦績：1勝 8敗

白滝幾奶（しらたきいくの）
北野を更正する為、父親と共に他校から派遣された格闘美少女。茶髪のおかっぱ頭。良子と同じく、パワーより技術・スピードを重視するスタイル。転校初日に暴漢騒ぎを起こし、北野や良子を敵視するが、後に北野が不良ではないことが分かり和解する。かなりのクールな少女。北野と良子の仲を認めつつ、「愛人の立場でいい」と冗談か本気か分からない発言がある。ちなみに、本作の作者・八木教広の最新作『クレイモア』の主人公、クレアの原型。1年12組。名前の由来は白滝幾乃助より。
戦績：9勝（公式） 1敗 2引分

平山郁子（ひらやまいくこ）
良子の親友。1年7組。幾奶に「ちっこいの」と呼ばれ、黒田からは「小磯良子の友人A」と言われる。作品当初では名前が公表されにくかった。名前の由来は平山郁夫より。
佐伯由美（さえきゆみ）
北野に生徒手帳を拾ってもらうが、誤解から恐怖で逃げ回る。誤解が解け、挨拶を試みるが恐怖で泣き叫ぶ。三者懇談で北野龍一郎（北野の父）に出会い、また泣き叫ぶ。1年11組。名前の由来は佐伯祐三。

樹崎真子（きざきまこ）
佐伯由美の親友で明るい感じの女の子。三者懇談の時、北野親子について色々想像を膨らませていた。1年11組。
碧空陸上部部長
マラソン大会で北野とデットヒートを繰り広げゴール直前に転んでしまい優勝を逃した。

須田（すだ）
生徒会長。美男子で誰からも信頼されているが、人気を得るためには手段を選ばない策略家である。北野の脅威を感じ、黒田と対決させて退学に追い込もうと策略するも、良子の暴露により失敗。その後は人望を失った模様。名前の由来は須田国太郎。

小出（こいで）
副生徒会長。須田生徒会長の命令に従う。名前の由来は小出楢重。

時山五郎（ときやまごろう）
黒田の舎弟。3年4組。オールバックの髪型。自称「碧空の爆発五郎」。黒田からはかませ犬役を任されたりするなど、損な役回りが多い。

大下次郎（おおしたじろう）
黒田の舎弟。3年4組。パンチパーマで眉毛が濃い方。意外と頭が切れるようで、追い詰められた時に巧みな弁解で危機を切り抜けている。名前の由来は大下藤次郎。

碧空高校職員、影の七人編

校長
北野に対し一番敵対している人物。いろんな刺客を送り込む。

白石（担任）（しらいし）
校長に散々言われ泣いている北野を慰めようとするが、顔が怖くてやめる。北野が普通の人間であることを勘付いてはいるが、確信が持てないでいる。

横山（国語）（よこやま）
転校してきた北野にダジャレを言うが、北野の笑い顔に恐怖し泣く。

山口（英語）（やまぐち）
板書のスピードが速い。

村上（体育）（むらかみ）
体育の授業中に暴漢（幾乃）が出たため見回りに借り出される。平三とは気が合うようである。

岸田（指導員）（きしだ）
日頃から生徒に体罰やセクハラを加える問題教師で、ほとんどの生徒から嫌われている。北野に一度殺されそうになったと勘違いし、恨みと恐れを持っている。名前の由来は岸田劉生。

岩田（指導員）（いわた）
スキンヘッドの先生。

入江（いりえ）
教育委員会より派遣された、不良更正のエキスパートである｢影の七人｣の一人。昔は自身も不良で「碧空町の虎」と呼ばれていたらしい。竹久を北野だと勘違いし、生徒指導室に北野を呼んだところ「化物ーー」と叫び戦意喪失した。名前の由来は入江波光。

熊谷（くまがい）
｢影の七人｣の一人。空手着を着込んだいかつい風貌。サッカーをカモフラージュに利用して北野を倒そうとするが、逆に風邪気味の北野に敗れる。「熊殺し」の異名を持つ。

白滝元（しらたきはじめ）
幾乃の父。｢影の七人｣の一人。北野を倒す目的で赴任し、実際の対決では北野の防御テクニックを無効化するなど追い詰めたが、白滝を暴漢と勘違いした北野の正義感の前に敗れる。その後は教育委員会を抜け、指導員として高校に留まることを決心。三者懇談で来た平三と龍一郎と三つ巴になるが、平三と共倒れしてしまう。北野への対抗心は衰えておらず、対策法を幾乃に伝授したりした。

菱田春華（ひしだはるか）
｢影の七人｣の一人。真面目な性格で純粋に不良更生に取り組むが、実際の行動とは裏腹に相手を陥れてしまう天性の持ち主。北野を退学直前まで追い込んだが、「記憶に無いことで生徒を退学にしたくない」と自らの証言で北野の退学を取り消させ、学校を去った。名前の由来は菱田春草より。

白雲高校生徒編

児島猛（こじまたけし）
白雲番長。元ボクサー。北野が自分の学校に喧嘩を売ってきたと誤解し、公園に呼び出す。財布を渡したいだけだった北野に倒される。恵まれた体格と巧みなフットワークで竹久や荻須を軽くあしらい、北野を一撃で地面に叩き倒すほどの実力を持つ。名前の由来は児島虎次郎。

速水舟一（はやみしゅういち）
白雲No.2。北野に喧嘩を売られていると勘違いして対決するが、恐怖に圧倒されて逃げ出す。中学時代の竹久とも対決しており、最初は竹久を圧倒したものの、隙を突かれた左フック一撃で倒されている。名前の由来は速水御舟より。

田辺（生活指導教師）（たなべ）
北野と児島たちが揉めているのを制止する。児島も頭が上がらない模様。ほんの些細な聞き間違いから、北野に殺されると勘違いする。

飛輪高校生徒編

中西（なかにし）
飛輪高校番長。額に傷があり、やくざと喧嘩した痕だと言われている。北野と良子が思い出の公園に立ち寄ったところに遭遇。北野軍団と決闘しやぶれる。

堅山（かたやま）
飛輪高校不良。負けず嫌いでしつこいため、児島さえも敬遠している。黒田に絡んでいたところを良子にやられ、執拗に良子を襲う。常に木刀を持っている。良子を守りたいという気持ちの北野にやられる。名前の由来は堅山南風。

塩田（しおだ）
竹久の中学先輩。北野を普通の生徒だと知って狙おうとするが、友情に気づいた竹久にやられる。

近隣の私立高校生徒編

鏑木清美（かぶらぎきよみ）
写真部部長。恐慌な写真を求めて、北野のいる碧空高校に侵入。自宅まで付け狙う。北野と戦闘中、トラックに轢かれそうなところを北野に助けてもらう。名前の由来は鏑木清方。

菊池（きくち）
写真部。部長のことが好き。たまに空回りをする。

山崎（やまざき）
写真部。男子部員の中では顔がよい。鏑木部長の頼みで碧空の制服を調達する。

野口（のぐち）
写真部。メガネをしている。良子と幾乃を捕まえようとして逆にやられる。竹久と同じ海千中学出身。

ハルフォード家
北野家の目の前に引っ越してきた家族。

玲雄・ハルフォード（れお）
家族が悪魔（北野）に騙されていると思い込み、幾乃に倒してもらうように頼み込む。ちなみに英語は喋れない。

沙南・ハルフォード（さな）
北野に百円玉を拾ってもらうが、恐怖で逃げ回ってしまい、工事現場の穴に落ちた所を北野に助けてもらう。玲雄同様、英語は苦手。

パパ・ハルフォード
アメリカ人。日本語の勉強が嫌いなため、変な（我流の）ことわざを使う。

ママ・ハルフォード
名前の割りに普通のお母さんで、北野母とも仲良しになる。

朔風高校生徒編

浅井忠次（あさいちゅうじ）
朔風高校の番長。浅井碧（現：北野碧）のいとこ。北野龍一郎に張り手でやられる。名前の由来は浅井忠。

浅井碧（あさいみどり）・現：北野碧（きたのみどり）・北野母
高校生時代、北野龍一郎に浅井忠次を倒してほしいと頼んだ。おっとりしていて美人。

靑山高校生徒編

北野龍一郎（きたのりゅういちろう）・北野父
回りから悪魔番長だと誤解され、よくからまれる。浅井忠次から浅井碧を助ける。現在では普通の会社員だが、体が大きく黒服にサングラス姿なため、息子（誠一郎）の三者懇談でやくざだと誤解され、小磯平三・白滝元と三つ巴になる。感情が高ぶると「ごおおおおお」と叫ぶ。なかなかタクシーが拾えなくて困っている。

その他の人たち

鎌の変質者
北野が元の学校を転校するときに現れた変質者。北野を見て叫んだところ、警察官が北野を変質者と誤解し、変質者が先生だと誤解されていた。

小磯平三（こいそへいぞう）
良子の父。男手ひとつで育てたので良子のことが心配。北野を「悪魔」と呼び、戦いを挑むが敗れる。小磯古武術の師範。奥義は「心臓透し」。ひげ面で体が大きいためやくざだと思われる。北野龍一郎と白滝先生と三つ巴になり敗れる。

北野家の空き巣2人
頭から流血している北野を見て玄関から逃げようをするところに父と母が帰宅し、囲まれてしまい気絶をする。

武田（たけだ）
ナンパを断られた腹いせに小磯良子に執拗に付きまとう。

西田（にしだ）ともう一人
ナンパを断られた武田の仲間。再度良子に絡んだところに北野が来て敗れる。

夢の怪物
北野が授業中に見た夢。聖剣で退治するが現実では机を壊すほどの勢いなため、クラスメイトが逃げ出した。

【その他】
舞台は某県とあるが、白雲高校の番長である児島の定期券には那覇交通と記載されているため、沖縄県とされる（なお、作者の八木教広は沖縄県出身）。
登場人物の名前は有名な画家をもじったものが多い。

（「エンジェル伝説」『フリー百科事典　ウィキペディア日本語版』。2007年1月24日12時（日本時間）での最新版を取得。改訂履歴。Text is available under GNU Free Documentation License.）