Elisabeth Schwarzkopf (独 Sop 1915〜2006)
エリザベート・シュヴァルツコップフ
F=ディースカウと共に戦後ドイツ・リートを世界に広めた大歌手。正確な発音と的確なニュアンスでリートの一スタイルを確立した。50年代からリートの録音をしはじめた為、録音の量はそれ程多くないが、実際はかなり広いレパートリーを持っていた。特に史上最高のヴォルフ歌いとして知られている。
1915年、現ポーランド領のヤローソンに生まれる。ベルリン音楽大学に進み、声楽をミシュ=グマイナー、イヴォーギンに師事。38年にベルリン市立歌劇場でデビュー、ベーム、カラヤンなどの大指揮者に認められ、46年にはウィーン国立歌劇場の第1ソプラノとなる。初めはコロラトゥーラだったが46年頃からリリック・ソプラノに転向。47年にザルツブルク音楽祭に出演して国際的な名声を得る。世界的なプリマとしてオペラで数々の名唱を残したが、ドイツ・リートでも戦後最も優れた歌い手として活躍した。
76年ロンドンでのリサイタルを最後に舞台から引退、76年にはレコーディング活動も引退した。ジュリアード音楽院やベルリン音楽大学などで後進の指導に当たっている。
2006年8月3日、オーストリア西部のフォアアールベルク州シュルンスの自宅で死去。死因は不明。90歳だった。
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