近代(モダニティー=modernity、モデルネ=moderne)について興味がある人、考えてみたい人全般
グローバリゼーションは、一つの側面において、ヨーロッパから発した特異な文化的様式、あるいは社会的様式が世界に拡張する過程であったと見ることもできる。
その文化的、社会的様式を「近代」としよう。
そのように考えると、現代社会は極めて「近代」的な社会である。
しかし、科学技術への不信、産業社会への不信、理性への不信、歴史への不信、主体性への不信、男性中心主義への批判は、そのような「近代」に対して、大きな修正を迫っていると言える。
ポストモダンはそのような不信感から生まれたが、「近代」を誤ったもの、あるいは単なる幻想として捉えてはならないだろう。
このような時代に生きるからこそ、「近代」の問題性を強く意識しながら、それでも「近代」のもたらした可能性や潜在力を軽視してはならないのではないか。
「近代」の解体や完全な相対化ではなく、それをどのように捉え、どのように乗り越えていくのか、ということが今求められているように思える。