かつて営団(東京メトロ)日比谷線にて運行していた3000系、および長野電鉄に譲渡後の姿である3500系についてのコミュニティです。
営団3000系は1961年、日比谷線開業に先駆けて登場。車体はセミステンレス製で前面に曲面ガラスを採用し、その独特な風貌は『マッコウクジラ』とあだ名されました。また、超多段&バーニヤ制御による非常に滑らかで高い加減速性能、汽車会社が開発した独特のコルゲート、など数々の特徴をもち、この時代の通勤車としてはトップクラスに値します。
その性能や構造は東西線の5000系にもアレンジされて引き継がれました。
日比谷線及び乗り入れ先の東武伊勢崎線や東急東横線で30年以上活躍し、その後車体修繕や台車枠更新を行いましたが、1994年に役目を03系に譲って引退。一部車両は長野電鉄に譲渡され3500系となったほか、台車・主要機器は地方私鉄数社に譲渡されています。
長電譲渡車は、抵抗器増設やワンマン化、一部車両の冷房化が行われたうえで使用されてきましたが、木島線廃止及び東急からの8500系譲渡で休車となる車両が増え、一部車両は解体され、中には前面窓が埋められる車両(目的は不明)が現れました。
2007年、トップナンバー車の3001+3002(長電車号3501+3511)が保存のため返却・里帰りすることになり、07年1月19日〜21日にかけて屋代から甲種回送で綾瀬検車区まで運ばれてきました。
そして、王子検車区で内外装&走行部を修復し走行可能な状態に復元工事を行い、『地下鉄開通80周年』イベントの一つとして07年12月15日開催の『綾瀬車両基地イベント』にて一般公開され、構内走行での体験乗車も行われました。
※2007/12/20 トップ画像を綾瀬イベントでの3001号車に変更しました。
関連コミュ
東京メトロ 営団 日比谷線
http://
東京メトロ03系
http://
丸ノ内線301号車両
http://
営団5000系
http://
6000系萌え萌え(綾瀬搬入時の牽引車)
http://