永平寺さん。
道元禅師の仏教の教えは誠の道を実行するため。草木国土、犬も猫にも生命の根源を悟る、人間の本道としての哲学の実相はここに確かにあった。
仕事柄一度だけ面識を頂きました。
日本の禅宗について:日本の禅宗は、建仁寺の栄西(1141-1215)が黄龍宗を伝えた。永平寺の道元(1200-54)が曹洞宗を伝えるのに始まり、24流を数える宋朝禅が日本で大成された。
日本の禅宗は、新儒教の朱子学をはじめ、文学や美術、建築、日常生活の創意にわたって、日本中世文化の発展に作用していった。
コミュニティーの目的:禅宗では真理はわれわれの言語、文字による表現を超えているとし(不立文字)、師から弟子へ直接に心で心を伝える(以心伝心)といわれて、その系譜が重んぜられている。
永平寺宮崎奕保貫首の以心を通じて、経論の学問によらず、坐禅と問答によって直接に仏陀の心に目覚める、見性悟道の実相を共有しましょう。
平成18年年頭にあたって:「天地の一分に生きる」
朝起きて顔を洗ったら、まずご両親に「おはようございます」と朝の挨拶をしてください。もしご両親が亡くなっておられたら、お仏壇へ行って線香をまっすぐに立てて、背すじをまっすぐにして坐ってください。たとえ3分でも5分でもよろしい、前にもくぐまらず、後にもそり返らず、右にも左にもかたむかず、まっすぐに坐ることは中道実相(ちゅうどうじっそう)の姿です。
そして一言「私を人間に生んでくださってありがとうございます」その一言が至道の法です。それが戒の根幹です。ご先祖への恩送りは人間以外には出来ません。
我々は、私利私欲や名誉や地位や財産のために生まれてきたのではありません。人間の尊い生命も、生活の営みも皆、天地宇宙の真理の一分子なのです。殺伐(さつばつ)な世相(せそう)の中で、今こそ仏の智慧と慈悲心に立ちかえらなければなりません。慈悲心に立ちかえることを「制止」と申します。どうぞ一層のご精進をお願いいたします。
御視聴:年賀の声
平成18年新年初頭の宮崎奕保禅師の檀信徒、関係者の皆さまへのご挨拶
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関連サイト:
「NHKスペシャル104歳の禅師」
(以下は引用)
鎌倉時代からおよそ750年間続く、仏教の曹洞宗大本山・永平寺(福井県)の第78代住職の宮崎奕保禅師(104歳)。史上最高齢の住職はひたすら厳しい戒律を守り続け、その姿は寺で暮らす修行僧にとってはまさに生きた仏のような存在。その禅師の姿を通して、禅とは何か、そして人が生きる道とは何なのかを探る作品。
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困ったときには