■概要:
Razo Brain Factoryは、1990年代の初頭〜中頃、瞬間的に多くの人々の注目を集めたものの、その後の動向が全く不明な伝説のエレキギターブランドです。
伝統的な木材の枯渇に伴い、国際的な伐採・取引が制限されつつあることから、現在に至るまで大手メーカーでも代替品の研究開発が行われています。主な素材としてグラファイト系と金属系とで大別されるかと思います。
特にここにはGlaynの情報を探して見に来る方が多い様ですが、金属製のボディと言う事でキンキンとした音を想像される方も多いかと思います。が、実は割りと普通の木製のエレキギターに近い出音に調整されており、音のアタック(立ち上がり)の速さ、金属的な倍音の付加で音抜けが良く感じられ、単音でのサスティンとカッティング時のキレの良さは素材からのイメージとはまるで違います(ネックが木材であることと精度が大きなファクターであると推測していますが、とは言え歪み系エフェクター、プリアンプ、EQなどのデバイス側での工夫で再現可能かも...と言うのも正直な感想です)。
また、ボディ厚は極めて薄く、レスポールタイプの2/3から半分くらいで、同じくらいの重量です。ネジを外してホロウ(=中空)状態の内部を確認すると、重量と出音の調整とで苦心したであろう痕跡がしっかり刻まれています。
企画・製作についてはZodiac Worksの代表・松崎氏が携わられたとの事で、発売当時の取扱代理店、株式会社ヒューマンサウンドグループ(http://
■使用アーティストと確認動画:
○布袋寅泰(boowy、complex、ソロ)
・スリル
https:/
○藤井麻輝 (Soft Ballet、She-Shell、睡蓮/suilen、minus(-))
・Phoenix
https:/
・Engaging Universe
https:/
○i n a (The Machinegun-Etiquette)
○ドミニク・ミラー(Dominic Miller。World Party、キングスワンプ、スティングバンド、フィル・コリンズバンド、ソロ)
※布袋氏は2012年のオークションにて、藤井氏は2015年に、それぞれ処分・放出した模様です。ただし複数本所有している可能性もあります。
■ラインナップ:
○ギター:
・Glayn:テレキャスタータイプ
→アルミボディ、ピックガードなし、メイプルネック+LSRペグ。
→フロント:ハムバッカー、リア:シングルが基本形でP.U.はダンカン系のみ?
・Glaze:テレキャスタータイプ
→スケルトン状アルミフレーム+アルミピックガード、メイプルネック+Schallerペグ。
→フロント、リア共にハムバッカーが基本形。P.U.はダンカン系とEMG系とが確認されています。EMG系はリアのみの限定バージョンではないかと思われます。
・Glayn 723G:テレキャスタータイプ
→ウッドボディ(アルダー?)+全面アルミピックガード、メイプルネック+Gotohペグ?
→布袋モデルなどと称して売られているのは大概コレ。とは言えこちらも流通量はそこまで多くありません。
→エングレーブドではない(=彫金されていない)、Zemaitisのアルミフロント的な感じ?
参考:
Zodiac Works ZTC-MT III
http://
Zodiac Works ZTC-MT II
https:/
・Glayn Shark:ディンキーストラトタイプ
→ウッドボディ+全面アルミピックガード、メイプルネック+Gotohペグ?
→アクティブブースターやRolandのGK-P.U.内臓などのバリエーションあり。
→流通量は723Gよりも更に少ない模様。
○ベースギター:
・名称不明、ジャズベースタイプ、詳細不明。
※未確認ですが、この他にフライングVタイプのモデルが存在したと言う情報を寄せて頂きました。しかし依然として詳細不明です。引き続き情報をお待ちしています。
■参考:
○発売当時の雑誌掲載分スキャン
http://
○布袋氏のファンサイト
http://
○海外の紹介サイト
http://
■脚注:
*1:平成27年(フ)1804号
*2:https:/
*3:とは言え「相応の納期と金額を覚悟すれば何でも作成してもらえる」と言う証言も耳目にした事があります。
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