★東京公演 2007年1月5(金)〜1/21(日)@本多劇場
★大阪公演 2007年1月26日(金)〜1/28(日)@シアター・ドラマシティー
全席指定 7,800円
よしもとばななのベストセラー小説「哀しい予感」を映画「鉄男」「VITAL」の監督塚本晋也が演出。
「よしもとさんの世界をなるべく忠実に再現したい。そうすることで、作品に潜む、“とてもたいせつなこと”に触れていく旅になればいいと思っている。」と語る。
出演は、自然体の演技に定評のある市川実日子や透明感のある存在感が光る加瀬亮、藤井かほり、奥村和史他。
ふたつの異質な才能が奏であう、静かで無限大の衝撃。
小説で描かれた五感を揺さぶるデリケートな衝撃が、塚本監督のマジックで舞台に蘇る。
【ストーリー】
明るい典型的な中流家庭で幸せな生活を送る平均的な少女・弥生(市川実日子)。
幼い頃から幾度も不思議な予感を感じながら、19歳の夏、彼女は一軒家に住むエキセントリックな音楽教師の叔母・ゆきの(藤井かほり)のもとへ導かれるように向かう。
そこで向き合うことになったのは、誰からも知らされていなかった自分の真実の過去、失われた子供時代の記憶だった。
そして、叔母と信じていたゆきのと自分との、本当の関係を弥生は知る。
物語は途中から、血のつながらない弟・哲生(加瀬 亮)と、失踪したゆきのを探す旅へと空間をダイナミックに移動しながら展開していく。
思い出そうとすればするほど遠のいてしまう大切なことを、静かに受け止めて未来を生きるために・・・。
時間と記憶の軸がゆるやかに絡み合いながら、切なさや喪失感、家族のぬくもりや 親しい者との愛を優しく浮き彫りにしていく。