≪ROCKERS(CAFERACER)≫
50〜60年代、愛車でエースカフェに来てはバイク談義に明け暮れた連中がいた。彼らはいつしかロッカーズと呼ばれるようになる。
ロッカーズ。オートバイを愛し、カフェを愛し、音楽を愛した男達。ブラックレザーに身を包み闇夜を疾走する彼らのオートバイは、ブリティッシュ・スポーツを中心とするロードスポーツ。そう、チョッパーに跨るバイカーやスクーターのモッズ達とロッカーズの最も大きな違いは、何よりもスピードを愛することなのだ。
愛車をどう速くするかが最大の関心事、それ以外ならもっぱらナンパとジュークBOX。保守的で体裁を尊ぶ戦後イギリス社会から解き放たれたかっただけ。同じ戦勝国アメリカと似ていた。事実、B.オリィやE.プレスリーにラジオを通じて応えた。
ロンドンのノース・サーキュラー(北環状線)にあったエースカフェは、69年に最後の紅茶を入れて消えてしまった。しかし、そこに集まった連中のスピリットとオートバイはその後も受け継がれた。そう、カフェレーサーこそ彼らから継承された文化なのだ。
94年9月、つまりエースカフェが閉じてから25年後に、6000人以上がここに集結した。名付けてエースカフェ・リユニオン。「アタシ達のドラッグはここのクッサーイお茶だけ!」と元マブ女がジョークを言い、エースカフェのマネージャーだったテリー・チャイドルドが「ケンカなんてぜんぜん。愛車の自慢ばっか。軽量クランクとか圧縮がどうとか、どのキャブがいいとかの話だけ!(笑)」と51年物のルイスを自慢しながらまくしたてる。
94年以来すでに何回かのリユニオンが行われ、ロッカーズのOBと現役が集まっている。グリフィン・ジェットにホスパイク。ピンズで埋まったルイス・レザー。首に白いスカーフを巻きつけて、バイクはいかしたカフェレーサー。
・・・ロッカーズは不滅なのだ。
ロッカーズの名が世の中に浸透したのは皮肉にもビートルズの人気と呼応するかのように増殖してきたモッズたちが、相変わらずのブラックレザーと白いスカーフ姿の彼らを流行遅れのダサイ連中・・・と侮蔑するのに用いだしたことがきっかけだったという。
確かに、どちらがファッショナブルかどうか応えを導き出すのは、そう困難なことではないだろう。しかし、そんなことをウンヌンするのはあまり意味がない。ロッカーズ、いやタンナップボーイズたちの装いは、そもそもがお気に入りのバイクを思い切り楽しく走らせるために必要な機能だったからだ。その機能の近くにささやかなオリジナリティをもてあそんだのは、昔サムライが鎧カタビラの裏に自分だけの刺しゅうを施したことと相通じることかもしれない。そんな領域からさらにエスカレートした連中のことは、グリーサーズと呼ぶことで明確に区別してもいる。
機能へのこだわりと自己主張。
・・・ロッカーズはかっこいいのだ。
(雑誌“Clubman”1996年9月10日号「ロッカーズ、その不滅伝説」より。)
私の恋人は初年度登録(昭和62年)のかなり古いSR400です。
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