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丸〔MARU〕

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詳細 2023年10月30日 10:29更新

 第二次大戦の兵器を中心にイラストと文章で綴ったコアな雑誌。兵器をただ「カッコイイ」という視点から見ていない事がこの雑誌の特徴である。また、現代の時事問題や最新兵器に関しての記事も掲載されており、単なる軍事雑誌に終わっていない。

 そんな「丸」を読んでる&好きな人たちが集うコミュ。なかったので、作ってみました。
 

(以下は光人社のサイトから引用)

1.潮書房の月間雑誌「丸」について

「丸」が創刊された1948年当時の日本は、もちろんまだ米軍の占領下にあった。「丸」はその年の2月、聨合プレス社という名の雑誌社から創刊された。

当時の日本はダイジェスト文明の真っ盛りで、アメリカの雑誌社で発行する世界的にも著名な月刊雑誌「リーダーズ・ダイジェスト」(略号「リーダイ」)の日本語版が最もよく読まれていた。この雑誌は、誌名が語るように、大冊な本を、数分間で読みこなせるように、巧みに要約(ダイジェスト)してあり、これを読めば、短い時間で数冊の本を、たちどころに読破したことになる簡便な雑誌だった。

日本人は、それまで長い間、軍部の弾圧で読みたい本も雑誌も読めず、言論も厳重に弾圧されていたから、情報にも知識にも大いに飢えていた。一刻も早く1冊でも多く読んで枯渇している心の泉を満たしたいとの願望が強かった。換言するならば、たとえ浅くとも知識の範囲を早く広めたいとの志向が働いていた。つまり「リーダイ」は当時の日本人の志向にぴったりだったのだ。

しかし、「丸」は、判型こそ「リーダイ」と同じくB6判であったが、掲載する記事の内容は全く異なっていた。「丸」の編集部には、つねに専属の記者が数人いて、それぞれがプランをたて、みなで練り上げて、向き不向きを検討し合い、それに従って各自が取材し、記事も自分の責任において書き上げ、さらに編集する。他の記事はノンフィクションの体験記事が主流を占め、日本敗戦直後のこともあり、内容は生々しく貴重な記事が多かった。外見は、敗戦直後のこともあって粗末な雑誌であったが、記者たちは希望に燃え、熱情を持って自分の目で見、頭で思索し、悩み、ある時は愛をこめて、ある時は怒りと憎しみに身を投じて、議論し、煩悶しつつ戦後の混乱の中で、人は如何に生きるべきか、人はいずこへ向かうべきかを、たがいに、10年後、20年後、30年、40年、50年後の日本の姿を知る由もなく、日々を真摯に生きようとしていた。1948年3月号(創刊号)の「丸編集室から」欄にこうある。
 「知識は苦しんで得るよりも、楽しくフリーに得るほうがよい。明日の知識と教養は、諸君のポケットにあるだろう」と。

2.「丸」という誌名の由来

「丸」が小社から発行されたのは1956年4月号、通巻第96号からであり、現在で2004年5月号が通巻第697号となったので、通算すると、小社発行にかかる「丸」は、601冊目となる。単純に、1年に12冊発行するとして50年間、半世紀にわたる長い歴史の道程を、読者諸賢と共に、こつこつと歩んできたこととなる。目まぐるしく移り行く社会と人心の中で、それは愚者の牛歩であったかも知れない。しかし、「丸」は、誇り高く、戦争の素顔を、その理不尽なる、凶暴野蛮なる弱肉強食の姿を、そしてそれに抗して決して後に引くことなく、その暴虐なる敵に挑戦して、さらには自己の保身と出世のために、多くの名も無き人々を死に至らしめた心なき支配者たちに一矢報いんとした真の勇者のために大道を開いてきた。

それは「丸」が掲げた誌名に由来する。では「丸」とは何を意味するのか。小社に移ってからの「丸」は前述の通り戦争記録の収集に当たっていたこともあって、「丸」とは、「日の丸」の「丸」か、弾丸の「丸」か、それとも船名の「丸」か、等々といわれたが、そうではなく、これは英語の“Round”に由来していたのである。なぜ“Round”なのか。そこには創刊以来のスタッフの思いが隠されているのだ。

「山は山を見ることができない。森は森を知らない」森羅万象のすべては、一方から見ただけでは、真実の姿を、在りようを正しく理解したとは言えない。一つの山には幾つもの登山ルートがあるように一つの事象、一切の事物、生類等々、如何なるものも見るに際しては、できる限り多くの方向から、ぐるりと円形の方向から見ることが必要である。そうすることによって、一方に偏することなく、見るものを正確に把握できる。

この精神は、創刊以来のスタッフの心の中に、時の移ろいに関わりなく、常に申し送られてきたものである。いわばこのことを金科玉条として、われらは雑誌「丸」を編集してきた。それは人間の知恵を超えて今日まで、「丸」が読み継がれてきた由縁でもあろう。また、未曾有のあの大戦で犠牲となった無辜の人々の尊い生命を賭した記録を、営々と求め、誌面に留めてきた、われらに対する天からの贐であったかも知れず、さらには「丸」を支えてくださった多くの読者諸賢のお陰でもあろう。混沌の時期から今日まで「丸」が時空を越えてきたのは、われらの創刊以来の「熱意と努力」があったればこそと、いささか自負する思いもある。これからも大いに精進する所存である。ますますご愛読くださいますようお願い申し上げます。

3.光人社の誕生と初期のテーマについて

潮書房では、雑誌「丸」の発行と同時に、書籍も幾点か刊行して、そのつどご好評をいただいた。その最初の本は、フランスの作家エリッヒ・マリア・レマルクが1952年に発表した「生命の火花」―SPARK OF LIFEの全訳である。この作品は、レマルクが、日本でベストセラーとなった「凱旋門」につづいて発表した野心作であるが、レマルクの願望は、戦争に傷つき、戦後の混迷の世界に破れ、ナチスの暴力に痛めつけられた「凱旋門」の主人公ラヴィックの信条と同じように、「人目につかぬ孤独の存在」であった。だが、この作品によって、骸骨509号の生きた屍のうちに再び生命の火花が点火し燃え上がらせたのである。「僕たちを忘れない」「僕たちはまだ役に立つぞ」の叫びであり、「僕たちは決して君たちを忘れはせぬぞ」というナチスへの宣告だったのだ。「西部戦線異状なし」で始まるレマルクの魂の遍歴は、「生命の火花」において積極的な人間像を創造して終わる。レマルクに初めて見られる明るさであった。初期の潮書房が着目した所以だった。

その後、「世界航空文学全集」「日本の青年に銃は向けない」「シンガポール総攻撃」「栗田艦隊」等々を刊行してきたが、前述したように雑誌「丸」の刊行に専念することとなり、一時中断、1966年3月に至り株式会社光人社を設立し、10年余にわたって収集してきた戦争記録の単行本化を開始した。当時は大上段に構えて、「単に本を売るのではなく、考え方を売る」と唱え、「戦争を知らずして真の平和はない」という英国の歴史家リデル・ハートの言葉そのままに実践して行った。その中から数々の名作、ロングセラーが生まれた。日本敗戦直前の内閣総理大臣、日本海軍の良識といわれた米内光政の伝記「米内光政」、生き残り撃墜王といわれた零戦撃墜王の空戦記「大空のサムライ」、隼戦闘機の黒江保彦の手記「隼戦闘機隊」、海洋冒険小説、軽妙洒脱な文と絵で綴る「よもやま」シリーズ等々数え上げたら枚挙にいとまがない。

やがて日本経済は、右肩上がりの時代から、しだいに失速を始め、出版界にも「文庫」の時代が到来する。小社の出版物は、この文庫化の波に洗われて、わが出版物の大方が他社の標的となるにおよび、「光人社NF(ノンフィクション)文庫」の創刊に踏み切る。1992年12月のことであった。爾来、年とともに巻を重ねて、創刊から20年を経て、既刊点数は、現在417冊目となった。
さらに、2002年9月、「光人社名作戦記」シリーズを刊行し現在に至る

4.21世紀の新しい時代へ

ここ数年、時代の変化は、人間の意思とは無関係に機械化の一途をたどり、便利にはなったが、人間の尊厳が各所、各部分で少なからず失われつつある。その結果は、反面、不気味な気がしないではないが静観せざるを得ない。光人社は、そういう不安定な未来へ向けて、読者と同じ目線で見、考え、行動して行こうとしている。にせものではない真実、世界はどこへ行こうとしているのか。一握りの異端者、自己の国の国民を犠牲にしてその非を悟ることなき独裁者、民主主義の美名の下に隠れて独裁者と、結果的には変わらない手口をもって、国民を戦争に駆り立て、自己弁護に汲々たる指導者、戦争の痛みを全く知らずして常に命令を下す輩、そういう輩に異を唱えて為に世論を煽動して恥じない輩、そういう各種の輩を排除して、人間が人間と自然のために勉強し、健やかに成長できる、「光ある人間のための社会をつくりたい」――それが光人社創業の精神、テーマであったことを、私たちは再認識して、不測の未来に備え、ますます精進し、たのしく知識を体得できるような「本づくり」に努力して行きたいと思う。今後とも変わらぬご声援を賜わりますように、お願い申し上げます。


光人社ホームページ

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