1992年夏、ロウ・スタイラス名義でリリースされた"BRIGHT LIGHTS,BIG CITIES"-
当時、まだハウス・ミュージックが主流だったUKのクラブ・フロアで、このレア・グルーブ感一杯の自主制作版はとても衝撃的だった。
JULES BROOKES(multi-instrumentalist/SSW)とRON ASLAN (engeneer /producer /DJ)の二人からスタートしたRAW STYLUSは、その後、DONNA GARDIER(vo),NEMO JONES(guitar) ANDREW MISSINGHAM(drums)らを迎え、ライブバンドとしても活躍。
ポストBRAND NEW HEAVIESの呼び声も高かった。
又、シングル"PUSHING AGAINST THE FLOW"は、Groove of the yearと各音楽誌で称され、PAUL WELLER迄もが”ナンバー・ワンになってもおかしくない曲”というコメントを残している。
そして、mo'wax、Acid Jazz から更にシングルをリリース、(ビル・ウィザースのカバー"USE ME"はインディー・レーベルからのリリースにも関わらず、ナショナル・チャート入りを果たした)その頃には、バンドもブラス・セクションもフューチャーした9人編成となり、1500人収容の会場を満タンにする程のバンドに成長した。
1995年、Geffinから、待望のデビュー・アルバムをリリース。NYで制作されたこの作品は、プロデューサーにSTEELY DANを手掛けたGARY KATZ、DONALD FAGEN, ELLIOT RANDEL(共にSTEELY DAN),BERNARD PURDIE(GROVER WASHINTON Jr/GEORGE BENSON他), RANDY BRECKER(BRECKER BROTHERS),LOU MARINI(BLUES BROTHERS)...と素晴らしく豪華なゲストを迎えたアルバムだった。そして、悔しくも最初で最後となってしまった彼等のアルバムは、今も、ファンキーで耳に心地いい。
『 ディー !(donnaの愛称)、ここは、エルビスとリン・コリンズ風で、決めようぜ! 』
あのJULESとDONNAの掛け合いが、もう生では聞かれないのはとても残念だ。
でも、RAW STYLUSの音は、今も取り出して聞く事ができる。
【RAW STYLUS 試聴リンク】
【USE ME】
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【PUSHING AGAINST THE FLOW】
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【JULES BROOKESが現在在籍するPointBlank(試聴リンク元】
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【RAW STYLUS - MYSPACE.MUSIC】RAW STYLUSの作品が試聴可能
*未発表曲(新曲?)’Wake Up' も付け加えられました!
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【POINT BLANK - MYSPACE.MUSIC】Jules Brookesの作品が試聴可能
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