「ハードボイルド」、というのが一体なんなのかは未だによく判らない。
しかし「トレンチコートにソフトを被った探偵/刑事が銃をぶっ放して事件を解決する話」とくくってしまっては芸が無いし、愛好家にとっては歯ぎしりしたくなる「定義」だ。
「ハードボイルド小説」となると、ずいぶん説明しやすくなる気がする。これはずばり、ハードボイルドな文章で書かれた小説のこと。つまり、簡潔で、ダラダラした心理描写のない小説はすべて、「ハードボイルド小説」といえる。従って、その祖がアーネスト・ヘミングウェイといわれるのも頷ける。
しかしながら、きっとこのコミュで語るべき「ハードボイルド小説」は、ヘミングウェイでも池波正太郎でもないのでしょうね。主人公が心情吐露しまくりの「ネオ・ハードボイルド」や、人間の本能的暴力をむき出しにする「ノワール」などを含めた、大衆小説を指すのでしょうね。
そんな訳で、近年の「ハードボイルド小説」、今後もたくさん語っていきましょう。
もちろん、「御三家」の作品紹介もOK。「事件屋稼業」の映画化が進んでおり、またもやチャンドラー・ブームが巻き起こる予感がする今年、ぜひ昔の作品についても書き込んでください。
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