『まちづくり』といいますが、日本の都市計画、地域計画は手法というものが確立されていません。学者やコンサルタントの試行錯誤の段階です。だから、まちづくりについての一般的な、基礎的な施策さえない状態です。
コンサルティング、プランニングと建築や都市計画の専門家がまちづくりにまで、専門家面して関わっていますが、確たる手法などないのです。
実際には、人とまちは異なる部分もありますが、まちづくりを欲しているまちは、健康ではない、または病の状態の人間に例えることが出来るでしょう。
そこで、人もまちも、まずは自己認識を促し、自分のおかれた状態を知ることが大切ではないかと思い、『地域カウンセリング』の必要性を問いたいのです。考え、自分を見直し、位置付け、将来を導ける地域になることが“まちづくり”の近道だと思います。
現実的には、今まで日本で行われてきたまちづくりでは(今も国の政策などはそうですが)、住民に考えさせない方向で進んでいます。おそらく、考える市民は行政にとっての脅威でもあるからだと・・・。
心理学系の方、都市計画系の方、まちづくりのコンサルタントの方、皆さんで、次世代の“まちづくり”について考えませんか。
困ったときには