■Edgar Meyer 1960(エドガー・メイヤー):ヴァイオリン協奏曲
エドガーメイヤーに関しては、現代アメリカの作曲家で、すぐれたコントラバス奏者を兼ねている、という以外には、あまり情報が得られていない。
多少インフォメーションの中での情報では、彼は1994年に「エイヴリ・フィッシャー・キャリア・グランド(才能豊かな若い作曲家に与えられる奨学金)」を得ており、アメリカ各地の音楽祭にコントラバス奏者として招かれるかたわら、例えばサンタフェ案内楽フェステヴァルのため1985年から1993年までに6点の作品を提供するなど、作曲家としても重視されている。
代表的な作品に、
<コントラバス協奏曲(1993)>
<コントラバスと弦四重奏のための五重奏曲(1995)>
<チェロとコントラバスのための二重奏協奏曲(1995)>
などがある。
あの「ヒラリー・ハーン(Hilary.Hahn)」(ヴァイオリニスト)のために作品(ヴァイオリン協奏曲)を1996年に書いている。
また、その間のいきさつもヴァイオリニスト自身が記しているから、そちらを参照。聴いた印象は、これこそ「ネオ・ロマンティシズム」と呼びたい抒情味豊かな楽曲で、だからといって❛後ろ向き❜とのみ評するのは当たっていない。霊感をおびた音楽だと思わせる。
2つの楽章により構成されている。