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La biblioteca de Babel

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詳細 2024年1月15日 00:05更新

バベルの図書館(バベルのとしょかん)は、ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』の一編。
原題は"La biblioteca de Babel"。
中央に巨大な換気孔をもち、六角形の閲覧室が蜂の巣のように上下左右に積み重なる出口なき図書館がある。
司書たちはそこに住み、そこで生涯を終える。
そこは「バベルの図書館」と呼ばれ、あらゆる言語で表現可能なものすべてが収蔵され、そこにはすべての問題に対する解決が必ずあるとされる。
それ故、そこに収蔵されているすべてのテキストは引用であり盗用である、とされる。
またすべての所蔵本の概要である本の存在がささやかれているが、その本はまだ発見されていない。

ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』の図書館のイメージはここからきているとされ、またその登場人物である図書館長ホルヘはボルヘス自身がモデルであるとされる。

なお、作品そのものとは関係しないことであるが、論理学的(数学的)には、このような図書館は存在し得ない。
無限冊の本を集めることが『現実的に』不可能であるということは度外視しても、どれだけ本を集めても「文字記号で表現可能なもの全てを所蔵すること」が『論理的に』不可能なのである。
これは対角線論法によって証明される。
 

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


【シリーズ各巻のタイトル、作者、訳者名は以下より】

1,『アポロンの眼』G・K・チェスタトン/富士川義之訳
2,『無口になったアン夫人』サキ/中西秀男訳
3,『人面の大岩』N・ホーソーン/酒本雅之・竹村和子訳
4,『禿鷹』F・カフカ/池内紀訳
5,『死の同心円』J・ロンドン/井上謙治訳
6,『アーサー・サヴィル卿の犯罪』O・ワイルド/矢川澄子・小野協一訳
7,『ミクロメガス』ヴォルテール/川口顕弘訳
8,『白壁の緑の扉』H・G・ウェルズ/小野寺健訳
9,『代書人バートルビー』H・メルヴィル/酒本雅之訳
10,『聊斎志異』蒲松齢/中野美代子訳
11,『盗まれた手紙』E・A・ポー/富士川義之訳
12,『ナペルス枢機卿』G・マイリンク/種村季弘訳
13,『薄気味わるい話』L・ブロワ/田辺保訳
14,『友だちの友だち』H・ジェイムズ/大津栄一郎・林節雄訳
15,『千夜一夜物語 バートン版』由良君美訳
16,『ロシア短篇集』トルストイ他/川端香男里・望月哲男・金澤美知子訳
17,『声たちの島』R・L・スティーヴンソン/高松雄一・高松禎子訳
18,『塩の像』L・ルゴーネス/牛島信明訳
19,『悪魔の恋』J・カゾット/渡辺一夫・平岡昇訳
20,『アルゼンチン短篇集』コルタサル他/内田吉彦訳
21,『輝く金字塔』A・マッケン/南條竹則訳
22,『パラケルススの薔薇』J・L・ボルヘス/鼓直訳
23,『ヴァテック 上下』W・ベックフォード/私市保彦訳
24,『千夜一夜物語 ガラン版』井上輝夫訳
25,『科学的ロマンス集』C・H・ヒントン/宮川雅訳
26,『ヤン川の舟唄』ダンセイニ卿/原葵訳
27,『祈願の御堂』R・キプリング/土岐恒二・土岐和子訳
28,『死神の友達』アラルコン/桑名一博・菅愛子訳
29,『最後の宴の客』ヴィリエ・ド・リラダン/釜山健・井上輝夫訳
30,『逃げてゆく鏡』G・パピーニ/河島英昭訳



「バベルの図書館シリーズは、J・L・ボルヘスにより編纂された幻想小説のシリーズで、イタリア、ドイツ、フランス、スペインでも同じ内容で刊行されたものということです。
ミステリ作家としても、チェスタトン、ポオらの作品の中から幻想小説の逸品が録られたほか、ウェルズ、ダンセイニなども収録されています。
中には、このシリーズでしか邦訳のない作家もおり、そういった意味でも読む価値のあるシリーズになっています。

どれか一冊でも手にした事がある方はどうぞ。

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開設日
2006年8月8日

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カテゴリ
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