〜MIXIにおける言説空間に対するマニフェスト〜
今日のネットワーク空間において真に有効な言説を模索することは、我々にとって緊急の課題である。かつての活字文化のフォーマットのままでの言語情報はすでに絶滅しかかっている。ならば、我々が早急に見出さなければならない言説とはいかなるものであるのか?
例えば昨今急速に普及拡大しているBLOGにおいてアクセスアップに欠かせない言語情報(つまりネットワーク空間で有効な言説)の特質とは以下のようなものである。
? 短ければ短いほど良い
? 理論的な読解力を必要としない
? 一人でも多数の人に共感を得られ、かつグッとくる
「世界の中心で愛を叫ぶ」や「翼の生えた天使が泣いてる」、「誰でも世界で一つだけの花」
などが最良のサンプルであるが、我々は更にラディカルに先を急がなければいけない。そして熟考の末に生まれ出た言説は以下のようである:
今日も肉労おつ\(´∀`)/
ここでは3つの要素(短い、簡単、グッとくる)が極限化された形で融合している。
我々はこのセンテンスをネットワーク空間が潜在的に欲している言説の最終到達点として捉え、さらにここにアクセス頻度という速度間隔をも加味して「今日も肉労おつ\(´∀`)/」がどこまでマッス(不特定多数)に対して有効であるかを試す必要がある。
ついては、これからソーシャルネットワーキングサイトMIXI上の、最もアクセス及び日記更新率の著しい深夜12時の前後1時間内においてこの「今日も肉労おつ\(´∀`)/」のみを書き込むという行為を一ヶ月間繰り返すという実験を行うことにする。
そして実験の結果を求めるにあたって、諸君の協力が是非とも必要である。もし私たちの実験の意図に賛成であるならば、同じく毎日深夜12時の前後1時間内に「今日も肉労おつ\(´∀`)/」のみ書かれているという書き込みをしてほしい。
我々はこの実験によってネットワーク空間における言説の限界づけを行う。
もはやこの究極のセンテンス一つあれば、「今日○○行った」「○○マジムカつく」すら不要になるのである。
もはや日々加速するネットワーク空間にことばの多様性などは必要なく、ただひたすら「今日も肉労おつ\(´∀`)/」を連呼することのみで我々の絆は深まっていくのである。
我々は疲れている!日々の過酷な労働に辟易している!!難しい言葉なんて見たくもない!!!しかしネットには接続したい!!!!
そんな時代に真に求められているのはこの「今日も肉労おつ\(´∀`)/」であると確信している。
当方は一人でも多くの参加を期待している。おつ\(´∀`)/