柳楢悦【やなぎならよし 1832ー1891】
幕末期の津藩士。正三位勲二等海軍少将。
退役後は貴族院議員。
長崎海軍伝習所に派遣され、測量術や航海術などを学ぶ。
(同期生に勝海舟、榎本武揚らがいる。)
幕府崩壊後の明治3年に明治政府に出仕。
草莽期の海軍に属し、近代海軍の確立に尽力する。
特筆すべきは、日本で初の海図を引いたことが挙げられる。
さらに大日本水産会にも属しており、
若き日の御木本幸吉に対して、数々の助言を行うなど
水産界にも足跡を残している。
また和算の大家として知られ、10代には著述もあった。
その他にも書画・絵画・料理なども嗜む風流人であったようである。
妻は嘉納治五郎の姉・勝子(後妻)、
息子は『文藝』で著名な柳宗悦、
孫はプロダクトデザイナーの柳宗理、
美術史家の柳宗玄、園芸評論家の柳宗民。
有名な子孫に隠れてしまっている感もありますが、
日本の近代化に尽くした人物です。
興味をもたれた方、じっくりと語り合いましょう。
困ったときには