ハンターのような嗅覚(きゅうかく)と動物的な勘を併せ持ち、どんな体勢からでもゴールをねらうストライカー。“コスタリカ史上最高の点取り屋”と呼ばれているのが、パウロ・ワンチョペである。2005年10月には、コスタリカ代表の最多得点記録(43得点)を塗り替え、エースと呼ぶにふさわしい存在感を示している。
ドイツワールドカップ予選では8試合で3得点をマーク。驚異的な身体能力からなるプレーは円熟味を増している。コスタリカにはデポルティーボ・サプリサのサボリオやセンテーノなど、生きのいいアタッカーがそろっているが、経験、安定感でワンチョペをしのぐものは見当たらない。
エレディアノという小さなクラブでキャリアの第一歩を記したワンチョペだったが、最初から順調な道のりを歩んできたわけではない。ステップアップを目指し、いくつかのクラブのテストを受けるも、芳しい結果は得られず。サッカーをあきらめて、バスケットの道に進もうと考えたほどだった。しかし、腐らずに1年半プレーした結果、プレミアリーグのダービー・カウンティに移籍を果たす。これがキャリアの分岐点になった。開幕戦でマンチェスター・Uを相手にゴールを決めたのである。
ダービーで3シーズンプレーしたあと、350万ポンド(当時:約5億7000万円)の移籍金でウェストハムに加入。キャリアのピークを刻むとともに、マンチェスター・C、マラガでプレーし、コスタリカ人としては異例のサクセスストーリーを歩んで行く。
ワールドカップには日韓大会に続いて2回の出場。2002年日韓大会はブラジル、トルコの強豪と同じ組に入り、予選リーグ突破はならなかった。2006年ドイツ大会もドイツ、ポーランド、エクアドルと対戦し、三戦全敗で予選リーグ敗退に終わった。偉大なゴールハンターの代表での雄姿はフィナーレを迎えた。
今季所属していたアルゼンチンのロサリオ・セントラルから、活躍の場を日本のFC東京へと移し、更なる飛躍を目指す。
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名前:パウロ・ワンチョペ(Paulo Wanchope)
ポジション:FW
生年月日:1976年7月31日
身長:188cm
体重:85kg
所属クラブ:FC東京
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