グラビアアイドルという名の蛮族がいる。
彼女らは己の審美的表面(ルックス)を武器とし、日夜、グラビアという戦場で戦っている。
限られたカット数で自分を表現しなければいけない週刊誌の仕事から、与えられる機会は多いが、出版不況の昨今ではハイリスクとなる写真集まで。
他にも様々な戦場で彼女らを見ることができよう。
そんな彼女らのグラビアを、我々はただ漫然と見過ごしてやいないか?
少なくとも20分はその一枚について考えてみる。
それが礼儀ではないだろうか?
これは単なるコミュニティではなく、ひとつの思想の提唱である。
馬鹿のたわ言と笑うなかれ。
たとえ馬鹿でも、おのれの内なる馬鹿に一生こだわりつづければ彼は賢者となる。
彼女らの何が我々を引きつけ、何が我々を拒むのか。
それをひたすら考えること。
それが果敢なく大地に倒れる定めの、戦乙女(グラビアアイドル)たちへの鎮魂歌となる。