アントン・ブルックナー(Anton Bruckner 1824-1896 オーストリア)の交響曲の中でも、特に第6番が好きという人が集まるコミュニティです。
交響曲第6番イ長調(1879〜81年に作曲)はやや地味な存在です。全体の演奏時間は1時間に満たず、後期のブルックナーにしては“こじんまり”した交響曲です。
まさに5番と7番という大曲の谷間に咲く一厘の花のような存在でしょうか。地味で小規模ということで、これまであまり普及してなかったのですが、近年徐々に人気が高まってきていて、ヨーロッパを中心に演奏機会が増えているそうです。
第5ではブルックナー・リズム(3+2の拍)が全く現れないのに対して、この第6では曲の全体で聞かれ、とりわけ第1楽章で多用されています。第2楽章は、ブルックナーの緩徐楽章の中でもかなり美しく、秀逸なものの一つです。この楽章がブルックナーの曲の中で最も好きだという人も少なくありません。第4楽章の第二主題ではワグナーの「トリスタンとイゾルデ」によく似た楽句を聞く事ができます。
第5と同様、ブルックナーの交響曲としては例外的に改訂されていないため、ともに原典版であるハース版(1937年)、ノヴァーク版(1951年)については両者間での違いはほとんどありません。
初演:1883年2月11日ヴィルヘルム・ヤーン指揮ウィーン・フィル(第2楽章と第3楽章のみ)。全曲の初演:1889年2月26日、グスタフ・マーラー指揮ウィーン・フィル(途中カットありの短縮版)、カットなし全曲初演:1901年3月14日シュトゥットガルトにて、ポーリッヒ指揮。原典版での初演:1935年10月9日にドレスデンにて、ファン・ケンペン指揮。
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