いかなる時間も、命も、記憶もモノも、失われたものはもう二度と手にいれることはできない。しかし私たちを取り巻く世界はそのどれもが次第に、音も立てずにその喪失へと向かってゆく。
そのような永久の喪失に満ち満ちているこの世界の中で私たちはどのように生きてゆくのだろうか。
愛する人を失った喪失感と孤独感。
自らが追い求めていた理想や希望が、
もう二度と日の目を見ることはないのだと知る瞬間の空虚感。
そこには人それぞれが抱えるさまざまな喪失感、孤独感、空虚感があると思う。
私たちはそれに対してどのように向き合っていけばいいのだろう?
村上春樹は『ノルウェイの森』の中でこのように書く。
「どのような真理をもってしても愛するものを亡くした哀しみを癒すことはできないのだ。どのような真理も、どのような誠実さも、どのような強さも、どのような優しさも、その哀しみを癒すことはできないのだ。
我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学び取るしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては、何の役にも立たないのだ」
そう、私たちは自らに去来する喪失感や哀しみをそのままに受け入れ、そこから何かを学び取るしかないのかもしれない。
そのためには、私たちはそれを語らなくてはならない。
誰もが抱えるそんな気持ちを語るコミュです。哀しみを帯びたものから笑いに満ちたものまで、さまざまな「喪失感」「孤独感」「空虚感」などについて語り合ってみましょう。
注:正確には、村上春樹のコミュではありません。
コミュに則した皆様の自由な文章をお待ちしております。
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