わかりやすい北方領土問題

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詳細 2023年6月19日 22:26更新: 北方領土問題に関するコミュニティ。

北方領土ってどんなところ？
ていうかそもそも北方領土問題って何？
北方領土ってロシアなの？日本なの？

そういう人にココに入ってもらえたらなぁと思って
つくりました。

北方領土（択捉島・国後島・色丹島・歯舞群島）は
かつて一度も外国の領土になったことのない日本の
領土、ということになっているのですが、ならば
何故、日本とロシアはこの問題でもめているので
しょうか？
ざっとまとめてみますと、日露間の国境の経緯は

?1855年（安政元年）日露通好条約
国境は択捉島とウルップ島の間。
樺太（サハリン）は日露両国民の混住。
?1875年（明治8年）樺太千島交換条約
千島列島をロシアから譲り受けるかわりに
樺太全島を放棄する。
※「交換」条約ということだが、もともと樺太は
混住の地域だったので正確には交換したわけではない。
?1905年（明治38年）ポーツマス条約
日露戦争に勝利。
樺太（サハリン）の南半分（正確には北緯50度より南）
が日本のものになる。
?1951年（昭和26年）サンフランシスコ平和条約
日本は戦争に負けたため
千島列島（ウルップ島より北）と南樺太を放棄。
この条約では、放棄した地域が最終的にどこに帰属
するか何も決められていない。

地図を見ながらでないと、ちょっとわかりにくいかも
しれませんが（＞＜）
要するに、国境が四回も変わっても、北方領土は全然
動いてないということです。北海道本土と同じように。

ソビエト軍は1945年の8月9日、日ソ中立条約を無視して
対日参戦、日本が降伏した後も攻撃を続け、
8月29日から9月5日にかけて択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島を占領しました。
問題なのは戦争が終わった後なのにもかかわらず
日本の国力がないために不法に占拠され、そのまま
取られっぱなしだということです。

トップページの画像は2003年に私が色丹島に行ったときに
撮影したものです。