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3I/ATLAS

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詳細 2025年11月10日 06:01更新

3I/ATLAS
観測史上3例目の恒星間天体
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曖昧さ回避 この項目では、2025年に発見された恒星間天体である彗星について説明しています。ATLASの名前が命名された彗星は複数存在しており、それらについては「ATLAS彗星」をご覧ください。
3I/ATLAS または C/2025 N1 (ATLAS) は、2025年7月1日にチリのコキンボ州・Río Hurtadoで観測を行っていた小惑星地球衝突最終警報システム (ATLAS) によって発見された、恒星間天体に分類される非周期彗星である[15][16][17]。発見直後は A11pl3Z と呼称されていた[2][18]。発見時は木星軌道のやや内側である太陽から約 4.5 au(約6億7000万 km)離れたところを内太陽系に向かって進んでいた。この彗星は、太陽に対して 58 km/s という非常に速い双曲線過剰速度で太陽系を通過する双曲線軌道を描いている[8][注 3]。高速で太陽系内を縦断していくが、地球から約 1.8 au(約2億7000万 km)以内に近づくことはないため、脅威となるような天体ではない[15]。オウムアムア (1I/ʻOumuamua) とボリソフ彗星 (2I/Borisov) に続いて太陽系外からの飛来が確認された観測史上3例目の恒星間天体であり[15][19][20][21]、名称には「3I」という接頭辞が付けられている。2025年11月頃に見かけの明るさが最も明るくなると計算されているが、それでも12等級程度であると予測されており[5][22]、近日点の通過前後でも肉眼で観測することはできないとされている[23]。
ATLAS彗星
3I/ATLAS
2025年8月27日にジェミニ天文台が撮影した 3I/ATLAS の画像[1]
2025年8月27日にジェミニ天文台が撮影した 3I/ATLAS の画像[1]
仮符号・別名
A11pl3Z[2]
C/2025 N1 (ATLAS)[3][4]
3I/2025 N1[5]
見かけの等級 (mv)
≈ 18(発見時)[4]
分類
非周期彗星[3]
(恒星間天体)
発見
初観測日
2025年5月7日[6]
発見日
2025年7月1日[4]
発見者
ATLAS-CHL[4]
発見場所
Río Hurtado
(チリの旗 チリ・コキンボ州)
軌道要素と性質
元期:TDB 2,460,884.5(2025年7月28.0日)[3]
軌道の種類
双曲線軌道
軌道長半径 (a)
-0.264 au[3][注 1]
近日点距離 (q)
1.356 au[3]
遠日点距離 (Q)
定義不可[3]
離心率 (e)
6.137[3]
公転周期 (P)
定義不可[3]
最大軌道速度
68.3 km/s[7][8][注 2]
(近日点通過時)
最小軌道速度
≈ 58 km/s[7][8][9][10][注 3]
(双曲線過剰速度)
軌道傾斜角 (i)
175.113°[3]
近日点引数 (ω)
128.012°[3]
昇交点黄経 (Ω)
322.153°[3]
平均近点角 (M)
-693.942°[3]
前回近日点通過
TDB 2,460,977.984[3]
(2025年10月29日)
次回近日点通過
無し
最小交差距離
0.363 au(地球軌道に対して)[3]
物理的性質
直径
彗星核: 0.32 - 5.6 km[11]
コマ: ≈ 700,000 km[12]
自転周期
16.16 ± 0.01 時間[13]
絶対等級 (H)
>15.4[11]
全光度 (M1)
12.3 ± 0.8[3]
色指数 (B-V)
0.98 ± 0.23[14]
色指数 (V-R)
0.71 ± 0.09[14]
色指数 (R-I)
0.14 ± 0.10[14]
年齢
70億年?[10]
■Template (■ノート ■解説) ■Project
3I/ATLAS は活動的な彗星で、主に固体の氷で出来た彗星核と、そこから噴き出すガスと氷の塵から成るコマで構成されている。3I/ATLAS の彗星核の大きさは、彗星核からの光とコマ全体の光とを分離できないため、正確には求められていない[24]。太陽への接近がこの彗星活動の原因となっており、太陽は彗星核を加熱して表面の氷をガスに昇華させ、このガスが放出されて彗星の表面から塵を巻き上げ、コマを形成する[25]。ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された画像によると、考えらえる 3I/ATLAS の彗星核の直径は 0.32 - 5.6 km であり、1 km 未満の直径しかない可能性が最も高いと示唆されている[11]。ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST) による観測では、3I/ATLAS の組成は二酸化炭素に異常に富んでおり、少量の水の氷、水蒸気、一酸化炭素、硫化カルボニルを含んでいることが示されている[26]。また、超大型望遠鏡VLTによる観測では、3I/ATLAS が太陽系内の彗星で見られる濃度と同程度のシアン化物ガスと原子状ニッケルの蒸気を放出していることも示されている[27]。
2025年10月29日に太陽に最も接近する近日点に達し、地球軌道と火星軌道の間である太陽から約 1.36 au(約2億300万 km)の距離にまで接近した[3]。3I/ATLAS は銀河系の薄い円盤(英語版)か厚い円盤(英語版)と呼ばれる領域のいずれかに起源を持つと考えられている[28]。仮に厚い円盤に起源を持つ場合、3I/ATLAS は形成されてから少なくとも70億年が経過しているとみられ、つまり太陽系の天体よりも古い天体である可能性がある[10][29][30]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/3I/ATLAS

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参加メンバー 2人
開設日
2025年11月10日

0日間運営

カテゴリ
学問、研究
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