「世界平和統一家庭連合」
かつては「世界基督教統一神霊協会」(統一教会)と名乗っていたが、名称を変えて今も活動している。
近年では「原理研究会(CARP)」などと称し、宗教色を隠して若者を勧誘して、セミナーや合宿に参加させて洗脳する。
教団の教主・文鮮明は、イエスが霊的に現われ、「神の、み旨」を完成しなければならない指名があるという啓示を受けたとして、自らをキリストの再臨と位置づけ、独自に聖書を解釈して教義を立てた。
その使命とは、「神様の下の人類一家族世界」を築くこと。
世界中の人々が、国や民族・言語・宗教などの壁を越えて、一つの家族のように判り合い、協力し合い、助け合うことをめざす。
それには、文鮮明夫妻を「人類の真の父母」と崇め、その教えをまとめた『原理講論』に従って生活しなければならないと説く。
教団が言う新しい真理も、文鮮明が自らメシアを名乗るために、聖書の内容を改変したものに過ぎず、人類を真に休止する真理ではない。
宗教活動と称して行われている霊感商法も、極めて疑わしいものである。
今も「全国 統一教会被害者 家族の会」には相談が後を絶たないようで、この教団が持つ問題の深刻さがうかがえる。