三重県の伊勢市と鳥羽市にまたがる山。標高555m。日本百景の一つ。初日の出の名所。天気が良ければ、まれに富士山が見える。足湯に浸かりながら眺める事が出来る
朝熊山は「あさまやま」と読まれるが、かつては「あさくまやま」と呼ばれており、ふもとの朝熊神社も「あさくまじんじゃ」。
お伊勢参りでは、伊勢神宮と朝熊山を参拝しなければ、片参りと言われた。海賊大名として知られる九鬼嘉隆の縁の山。
山頂付近に開基の伝承が四天王寺と同時期で空海により中興(又は開基)された古刹の金剛證寺があり、知恵と記憶力を司る全国の虚空蔵菩薩の中でも最も格式が高いとされる。
金剛證寺から10分程で展望台。伊勢湾と太平洋の両方が望める。お土産屋と食堂がある。
かつて有数の登山用ロープウェイがあったが、戦時中に共用され、廃線となり、現在は頂上まで登るには、伊勢志摩スカイラインを自家用車か(150cc以下のバイク不可)一日5本のバス(五十鈴川駅と伊勢神宮最寄りの浦田町から乗車)で上がるか、登山道(朝熊駅から上級者で1時間、ゆっくりで2時間以上)を歩くかとなる。