TBS開局60周年「天皇の料理番」
TBSがテレビ放送を開始して60周年となる節目の年。
特別企画として放送される事が決まったドラマ「天皇の料理番」
このドラマは片田舎の青年が料理人になりたいという夢を叶え、ついには「天皇の料理番」と呼ばれるほどの料理人にまで上り詰めていくという、史実に基づいた究極の人間ドラマとなっています。
TBSにとっては記念すべき年。
かなり力を入れているドラマです。
時は明治末期。
福井県の片田舎に暮らす少年・秋山篤蔵(あきやま とくぞう)。
篤蔵は寺に修行に出されたにも関わらず、修行や勉強もしない不真面目な日々を過ごしていた。
そんなある日、何やらいいニオイが篤蔵の鼻を刺激する。
それは、軍隊の宿舎の厨房で作られたカツレツの匂いだった。
軍隊コック・田辺軍曹に運良くカツレツをごちそうになる篤蔵。
これまで西洋料理というものを食べたことがなかった篤蔵はカツレツの味に感動。
ついには、西洋料理の料理人になる!!と決意、
親の反対をも押切り料理修行のため、上京するのであった。
上京した篤蔵は、頼れる仲間、尊敬する師匠、愛する女性に出会い、様々な試練を乗り越えていく。
料理人として、そして人間として大きく成長していく篤蔵。
当時の日本人としては珍しかったフランスにも渡り、差別や偏見と闘いながらも世界最高峰と言われるホテル「オテル・リッツ」のシェフをも務めることに。
オテル・リッツ・パリは現在でも、「世界で最も豪華で評判の良いホテル」として有名ですね。
世界でもその料理の腕を認められた篤蔵。
若干26歳にして皇室の台所を預かる宮内省大膳職司厨長、言わば「天皇の料理番」となることに。
わずか10年前まで片田舎で夢もなくヤンチャばかりしていた少年が料理人としての最高位にまで上り詰めた瞬間だった。
宮内庁の料理人というものは、政治や外交の場で振る舞われる料理も作らなければならない。
その料理は、交渉を左右し、その国の姿勢や国力を示すものともなる。
驚きに満ちていて、そして何より真心が込められた篤蔵の作る料理は、世界の客人の舌をうならせ、確実に日本という国の評価を高めていった。
26歳で天皇の料理番となり84歳まで現役をつらぬいた篤蔵。
彼が料理界に与えた影響は大きく「日本の食を変えた人物」として今も称えられている。
原作 - 杉森久英『天皇の料理番』
脚本 - 森下佳子
プロデューサー - 石丸彰彦
演出 - 平川雄一朗、岡本伸吾
製作著作 - TBS
キャスト
秋山 篤蔵 - 佐藤健
高浜 俊子 - 黒木華
宇佐美 鎌市 - 小林薫
松井 新太郎 - 桐谷健太
山上 辰吉 - 柄本佑
秋山 周太郎 - 鈴木亮平
田辺 祐吉 - 伊藤英明
秋山 周蔵 - 杉本哲太
桐塚 尚吾 - 武田鉄矢
茅野 - 芦名星
森田 梅 - 高岡早紀
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