釈迦の『空』の概念はむずかしいがヒッグス粒子を使えば簡単に説明できる。
一見なにもないように見える真空も素粒子のレベルでみればヒッグス粒子で一杯になっておりあらゆるものがそこで作り出されているというわけである。
iPS細胞の山中伸弥教授の言葉『細胞は悟っている』にも強い衝撃を受けた。細胞はハムレットのように生死を含めて『身体』のために働いている。
脳が全てをコントロールしているのではない、一つ一つの細胞が悟っているからこそ我々の身体も調和を保っていられる。
宗教者が人間の理想とする姿(例えば自未得度先度他)を細胞は持っている、というわけである。
ソクラテスの『私に分っていることは私がなにも知らないということだけである』も孔子の『未知生焉知死』も最新科学を考えると分り易いように思う。
私達は便宜上国語だの算数だのと学問を区分してきたが本来の統合された目で見直すべき時がきているように思う。