一度見ると忘れられない画風、淡々としながらもスリルとサスペンスにみちている日常物語、西荻窪や吉祥寺の風景、こんな生活がしたいなあと思わせる三好銀さんの漫画。
おどろくほどの寡作ゆえ、『三好さんとこの日曜日』しか単独単行本がないというふしぎもまた魅力です。
と、思っていたら2010年1月、単行本未収録話が収録された『いるのにいない日曜日』、新しい連『海辺へ行く道 夏』が発売に。
【新刊情報】
◆『いるのにいない日曜日』 (エンターブレイン/2010)
「気まぐれ猫の梅と暮らす、三好さん夫婦。時は流れ、四季は巡り、嬉しいこと悲しいこと不思議なこと、いろいろあるけれど、ひとつだけ確かなことは、日曜日はやって来る、ということ。幻の名作『三好さんとこの日曜日』、その後日譚が、長い時を経てここに新生。」
(単行本帯より引用)
◆『海辺へ行く道 夏』(エンターブレイン/2010)
「長い沈黙を破り、再び漫画界に舞い戻った異才・三好銀が、穏やかで怜悧に紡ぐ、ささやかなファンタジーと陰影深いリリシズムに溢れた、ある町の点景集、夏の記憶。静謐で艶やかな個性で、漫画ファンの大きな注目を浴びる連作集、待望の刊行。」
(単行本帯より引用)
困ったときには