クロザピン(Clozapine)
*治療抵抗性統合失調症の治療薬であり、非定型抗精神病薬である。
元来世界初の第二世代抗精神病薬といわれていて、長く使用されていた言語地域もあるようだ。現在では97ヶ国で承認・使用されている。日本ではクロザリルの名前でノバルティスファーマより発売されている。
しかし無顆粒球症などの副作用もあり、使用する際一週間に一回血中濃度を測定しなければ命が危険になる。
クロザピンを使用する医療機関、医療従事者、薬局は、事前にクロザリル患者モニタリングサービス(CPMS)に登録しておく必要がある。CPMSは無顆粒球症や耐糖能異常の早期発見などの為、血液・血糖検査の確実な実施と処方の判断を支援するサービスである。
*主な副作用は、傾眠、悪心・嘔吐、流涎過多(唾液が出すぎる)、便秘、頻脈(胴性頻脈など)、振戦、体重増加、糖尿病や高脂血症の誘発など。
重篤な副作用として、
血球障害(好中球減少症、無顆粒球症、白血球減少症)
心筋炎、心筋症、心膜炎、心嚢液貯留
高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡
悪性症候群
てんかん発作、痙攣、ミオクローヌス発作
起立性低血圧、失神
循環虚脱、肺塞栓症、深部静脈血栓症、
劇症肝炎、肝炎、胆汁うっ滞性黄疸
腸閉塞、麻痺性
などがある。
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