堀辰雄の同名小説に触発されてはいるが、ゼロ戦を設計した堀越二郎の生涯が描かれる。
2012/12/13 公式発表。コミュ設立。
鈴木プロデューサーは「宮崎駿は戦争関係のものに対して非常に造詣が深く、堀越二郎という人を個人的趣味としていろいろ調べていたんです」と作品につながるきっかけを明かし、「堀越が10歳の少年時代から、物語は始まります。子供の頃から空に憧れて飛行機に乗りたかった少年が大人になって飛行機の仕事に携わろうと思った時に、時代は戦争の時代。そこで彼が作らなきゃいけないものが、艦上戦闘機だったという話です」。
作品のテーマには、戦争の兵器である戦闘機などが好きな自分と、戦争反対を訴える自分、そんな矛盾を抱えた宮崎監督自身が投影されるという。鈴木プロデューサーは「宮崎駿は昭和16年生まれ。戦争というものを避けて通れない。なんで自分みたいな人間が出来たんだろうということを映画の中で明らかにしたいと、そう話していました」。