箱根元宮・神山

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詳細 2018年6月11日 05:34更新: 箱根・駒ヶ岳山頂に位置する天空の宮『箱根元宮(はこねもとつみや)』と、その御神体である『神山(かみやま)』に惹かれる人のコミュニティです。

◆360度パノラマの絶景パワースポット

『駒ケ岳』山頂は、大空が広がり風が自由に吹き渡るとても気持ちのいい場所で、そこに鎮座する『箱根元宮』は箱根三大パワースポット(箱根神社、九頭龍神社)の一つと言われています。
また社殿の周辺には、大小の岩石が点在していて古代祭祀のおもむきが今も感じられます。

晴れた日には、山頂から富士山や丹沢山系、相模湾に面する湘南海岸や三浦半島、駿河湾に面する海岸線が見られる360度パノラマの絶景ポイントです。
ただ駒ヶ岳山頂は天候が変わりやすい上、雲がかかっている日が多く、一面真っ白な霧に包まれ風景が全く見えないことが良くあります。
しかしそれはそれで、この場所ならではの神秘的な情景であると言えるのではと思います。

箱根園から駒ヶ岳ロープーウェイで７分程ですが、風が強くなるとロープウェイが運行を取りやめますので、参拝の際は天候のチェックが必要です。

◆箱根元宮・神山／信仰の歴史

『箱根元宮』は、霊峰『神山』を北に拝する神社です。

その信仰の歴史は非常に古く、太古から山岳信仰(古代祭祀)が行われていた場所であると言われています。

箱根・最高峰である『神山(海抜1438m)』を、神が降臨されるところ（天津神籠＝あまつひもろぎ）、次峰である『駒ヶ岳(海抜1327m)』を、神を拝するところ（天津磐境＝あまついわさか）として、日本神道の最も源初的な祭祀が繰り広げられてきました。

2400年前、人皇五代・孝昭（こうしょう）天皇の時代に、聖占仙人（しょうぜんしょうにん）が、神山に宿る神の威徳を感じとり、駒ヶ岳山頂に『神仙宮』を開いたのがこの神社の始まりとされています。

また、天平時代(757年)に芦ノ湖畔に社殿を造営し、里宮としたのが現在の『箱根神社』です。

明治時代になると、太古から続いた信仰の歴史が一度途絶えてしまいますが、昭和39年に現在の『箱根元宮』社殿が建てられた後は、『箱根神社』の奥宮として多くの人に親しまれています。

◆箱根元宮／御祭神

◇箱根大神(はこねのおおかみ)

箱根大神とは以下の三柱の総称であるとのことです。

・木花之佐久夜毘売(このはなさくやひめ)
・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
・彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)

◇造化三神(ぞうかのさんしん)…宇宙神であり天地と万物を創造した日本神話の三柱の根元神が御祭神です。

・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
・高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
・神産巣日神(かみむすびのかみ)

◆祭典行事

◇御神火祭・例祭／10月24日

駒ケ岳山頂古代祭祀遺跡の岩垣に囲まれた祭場で、神山（神籬）を真正面に拝して斎行される。
燧火神事で採火した火は松明に、そして篝火に移される。
御神前に御神火を捧げ例祭を斎行したのち、御神火は山を下り湖上を渡って箱根神社へ、御本殿で平和祈願祭が斎行される。
翌日、御神火は全山の各神社を巡行して平和祈願祭が斎行される。

◇月次祭／毎月1日、24日

月次祭は、どなたでも参列出来るとのことです。
ご希望の方は、箱根神社社務所(0460-83-7123)まで必ず御連絡願います。

◆史跡　

◇馬降石(ばこうせき)

参道の脇にある注連縄(しめなわ)を張ってある岩を『馬降石』といい、白馬に乗って神様が降臨された岩と伝ええられている。
石の上の穴は降馬の折の蹄跡で、穴にたまる水は旱天にも枯れたことがないと伝えられる不思議な岩。
また参道の右側には『馬乗石(ばじょうせき)』があり、白馬の信仰を今に残している。
此の山の七名石の一つとされている。

◆箱根元宮についての詳細は以下『箱根神社HP 元宮』をご覧になってください。
http://hakonejinja.or.jp/02-contents/02-main/08-keigai-jinja/03-contents/02-motomiya/02-motomiya.html