今世界は、個人が意識しようがしまいが関係なく国際化が進んでいる。 いまだに多くの日本人が外国は物騒だからといって海外にでたがらない。しかし、外国に出なくても国際化の波は自分の住んでいる社会に浸透してくる。
戦国時代に黒船が大砲を鳴らして開国を迫ったように。国際化のよしあしや個人的趣向に関係なく、テロが日本を狙ったり、軍事力を誇る国が無防備な日本を侵略しようと企てたり、競争力の逞しい多国籍企業が日本のメーカーや市場を占領しようと狙っていたりしているかも知れない。
80年代に企業レベルで日本の商社やメーカーはすごい勢いで競争力をつけて一気に世界のトップにのし上がった。そしてバブル景気に浮かれた日本は世界を買いあさった時代があった。その後、バブルがはじけ日本の世界舞台からの撤退が始まった。そしていまや狭い日本国内で足の引っ張り合いである。いてもたってもいられない昔の戦士たちは会社に失望し、人生に失望し、プラットホームから身を投げる。そして若い世代はこの暗い現実から目をそむけ、趣味やエンターテーナメントに関心を集中させる。
オリンピックの成績を見れば、日本の若者たちが国際レベルの中で弱くなっていることはない。
好きなことをとことんやって自分を鍛え、成長させ、自信をつけることは大変有効である。しかし、そこで身に付けた強靭な知力、体力、精神力は、国際社会の中で生き延びる活力に発展しなければならない。スポーツや趣味で食べられ、稼げるのはほんの一部の人間だけである。9割以上は、それ以外の仕事を覚えなくてはならない。
世の中が不景気になれば、自分の生活も苦しくなる。自分だけがよければいいではすまない。社会と国とそして他国との関係すべてが自分の人生にかかわっている。なにをなくせば問題は解決されるのだろう、なにを変えれば世の中はよくなるのだろう。なにをすればみんなが幸せになれるのだろう。
日本では、一般市民は国から守られているという錯覚がある。しかし国が守るのは国の領土であり、社会の秩序であり、国民の生産力である。国や社会は個人を守るための法を整備してくれるが、具体的に自分を守るのは自分だという意識をもたないといつか誰かに食い物にされてしまう。そして自分の家族を守るのも自分だ。その意識だけは持たなくてはならない。それは人にも、国にも頼ってはいけない。それが国際社会の常識であり、国際社会をサバイバルできる基本的態度である。
もともと人生は不確実で、不安定なものなのであるが、それに対して自分が自分を守り、家族を守る備えをしなければならないのだ。国も企業も保証できない時代になってきているが、それは国際社会では普通なのだ。いよいよ日本でも個人でサバイバルしなければならない時代が始まった。
もし、君がこれらのことに感じるものがあれば、また次のことも考えたりしているのであれば、
-この世に生まれた以上、この世に自分の存在の証を残したい。
-世のため、人のためにななることをしたい。
-自分の生まれた目的を見つけたい。
-自分がどこまで大きくなれるのか見てみたい。
-世界にでて自分がどこまで通用するのか自分の限界を試したい。
-少なくても他人の食い物にはなりたくない。人に負けない競争力を付けたい。
ならば、君は国際サバイバーとして修行するべきだ。
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