1915年1月6日 ミネソタ州セントポールに生まれる。
物理学、生物学、医学、薬理学、精神分析学を基礎に、独創的な意識研究を展開。客観主義的な近代科学の方法論を超え、70年代のニューサイエンス・ムーブメントの先駆者として生きながらにして伝説なった
孤高の脳科学者。また人間中心的世界観を相対化させるイルカ研究は
特に有名で、そのヴィジョンは今日のエコロジー・ムーブメントに受け継がれている。
意識研究やイルカ研究をめぐる著作は多数。
邦訳は「サイエンティスト」「意識の中心」「イルカと話日」「ジョン・C・リリィ 生涯を語る」「バイオコンピューターとLSD」
彼の存在と研究をベースに2本のハリウッド映画「イルカの日」(マイク・ニコルズ監督/1972)、「アルタードステイツ」(ケン・ラッセル監督/1980)が製作され、いずれも大ヒットした。
1992年初来日を果たし、日本にイルカブームを巻き起こしたのは記憶に新しい。異常ともいえる読書家で在日中(当時76歳)には忙しいスケジュールのなか、ペーパーバック(主にSF系)を1日に2冊も読んでいた。
もっとも、壮年期は柔術の黒帯を持つほどの肉体派科学者であった。
ヨガや仏教等の東洋文化にも習熟しており、特にこの初来日を期に、
日本への関心を高めていた。
1992年よりハワイのマウイ島に居を移し死の直前まで住んでいたが、
最期はロスへの転居を希望。2001年9月、最後の力を振り絞ってロスを訪れ、亡き最愛の妻トニーと過ごした第二の故郷ともいえるマリブの家の利権をめぐる裁判に勝訴した翌日、宿泊先のホテルで心臓発作にみまわれる。そして数日後、自らの意志どおり希望の土地で肉体の最期を迎えることとなった。
2001年9月30日 脱地球。享年86歳。
アイソレーションタンクサロンECCO HPより文章をお借りしました
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