このコミュニティは原発の是非を問う場ではありません。
参加は日本の原発政策に反対する考えがある方に限定します。
原発推進の政策を如何に転換させるか、そのための情報を共有し知識を深め、実際に行動していくための手段を語り合う場です。
冷静で前向きな議論の場にしたいと思います。
誹謗中傷は話し合いとは言わないと思いますのでご遠慮願います。
趣旨にそぐわない書き込みは申し訳ありませんが削除させていただく事もあります。
福島原子力発電所の事故はもはや日本だけの問題ではなくなっています。放射線被曝という見えない恐怖は近隣だけでなく、日本全体、さらには諸外国の広い範囲の人々にまで及んでいます。
莫大な負の遺産は確実に子供たちの世代に引き継がれます。
これ以上の負の遺産は増やすべきではありません。
将来にわたる健康被害の可能性は確定的なデータはなく、いいようのない不安が日本中を、そして世界中に蔓延しています。
一方的に近隣住民の生活のすべて奪い去り、周辺地域の農業・漁業、それらを材料にしたさまざまな食品加工業、飲食業、さらには観光業など、ありとあらゆる国民の生活に壊滅的な打撃を与えています。
風評被害は福島県に留まらず、茨木、栃木、千葉・・そして世界の中では日本で全体が受けており、貿易国である日本に致命的な打撃を与えつつあります。
日本はご存知の通り世界で最も地震の多い国です。
巨大地震を定期的に起こしているプレートを有し、そして至る所に沢山の活断層を有しています。
四方を海に囲まれ、過去にたくさんの津波被害も経験している国です。
即停止すれば終わる単純な問題ではなく、燃料の冷却に5年、さらにその処理にも非常にデリケートな管理を要し、廃炉に至るまで20−30年かかると言われています。
さらに政治家、電力会社、東芝や日立などの原発を製造する企業、マスコミトップなど、巧みに堅牢な癒着が築きあげられているため、社会構造上原発を停止に導くのは容易なことではありません。
マスコミを味方に付けることができれば声は大きくなるでしょうが、マスコミトップが原発推進派に巧みに取り込まれている事や電力会社が大口のスポンサーであることなどから、残念ながら期待できません。
事故の対応の批判はあっても原子力発電所推進の政策を批判するテレビ報道を聞いた事がありますか?
今の状況を考えると驚くほどその声は聞こえません。
反原発の声は恐ろしいほどテレビで取り上げられる事は少なく、デモなどの反原発の運動はほとんど素通りされ国民の耳に、目に届いていないのが現状です。
一方で国民に出来ることは非常に限られています。
誰でも出来ることは選挙に行く事ですが、反原発を掲げる候補者はどれだけいるでしょう?
現実的に力を発揮できる政党や政治家にそれを求める事が難しい事は残念ながら事実です。
その他にできる行動は・・・、やはり声をあげていく事です。
声をあげるさまざまな行動、ツールを駆使して声を大きくしていくしか無いと思っています。
そしてその声も感情的なものだけでは力強いものにはなりません。
どのような停止の仕方が日本の経済活動の妨げにならず、未来の子供たちに残す負の遺産を減らす事ができるかをきちんと論理立てて考えていかなければなりません。
適切な情報を手に入れ、正確な知識を持ち、なぜそうする必要があるのか、どのような方法でそれをすれば良いのかをきちんと考えをまとめておかなければ説得力のある声にならないと思うのです。
ここでは反原発を前提にして、それをどのように実現するべきかの情報、考え、方法を話し合う場にしたいと思います。