<経営者と会計人が本音で語り合う交流会>
世の中のトレンドがめまぐるしく変化する時代、先行きが見えない中小企業の経営者。
その経営者は会計事務所に対して何を思い、何を感じ、何を期待しているのだろう。
「経営者の役に立てる会計人になるため、経営者と本音で語り合う交流をしていきたい!」
その疑問が、このコミュニティが生まれた原点でした。
会計事務所は、今大きな転換期にあります。
いわゆる「記帳代行」「申告書作成」を中心とした業務から、「経営支援」「コンサルティング」を中心とする業務へと、各会計事務所はサービスの向上を目指し、自己研鑽に励んでいます。
会計事務所は、「税理士」又は「公認会計士」、及び税理士受験の受験生から成り立っています。学習範囲は税理士・公認会計士で大きく異なりますが、共通して言えることは、「経営意志決定」「経営計画」「資金繰り」に関わる学習項目は試験には存在しないということです。
会計事務所は、長きにわたり、「経営者の身近な相談者」としての役割を果たしながら、企業の会計・税務をサポートしてきました。経済が右肩上がりの高度経済成長の中、「いかに税金を安くするか」を主題として、経営者の相談に乗る役目を頂いておりました。
しかし、経済が停滞し、トレンドも激しく変わり行く今日において、中小企業の経営者は、売上の低下、資金繰りの悪化という状況に追われ、より「経営」に関わる悩みが申告となっています。どの方向性に向かい、どのように経営していけばよいのか、ゴールのない迷路のような状態が続いています。
そんな中、私たち会計人は、単なる過去の数値を元に申告などの仕事をするのではなく、経営者の支援を行うためのサービスを提供出来る人間でなければと、自らの存在意義を大きく見直さなければならないという認識が生まれています。
2010年3月から、会計人意見交流会を開催しておりますが、そこには高い問題意識と向上心のある仲間が集まり、熱い交流をしています。
その中で、全員に共通するのは、「経営者を助けたい」、そして、「経営者を助けるために会計人が出来ることを真剣に考えたい」という明確な思いでした。
「会計事務所の顧問料とは、なんなのか」
「会計事務所の職員は、どのような業務を日々行っているのか。」
「会計事務所の職員はどのようなサービスを提供したいと考えているのか。」
そんな経営者の方の素朴な疑問と正面から向き合い続けることで、経営者と会計人が手と手を取り合い、新しい関係性の構築をしていけるような、魂震えるコラボをしていけたらという思いから、この交流会を作らせて頂きました。
私たちが「新しい会計人の形」にこだわる理由、それは、私たちが会計人として、経営者の置かれているあまにりに厳しい現実を見てきたからです。
私は経営者の方とお話をするのが大好きです。
経営者はそれぞれ会社に対する強い思い入れがあります。
「お客様に喜ばれる仕事がしたい」
「社会に貢献したい」
「社員と共に成長したい」
その思いは純粋で、それを現実に出来るだけの大きな力を持っています。
経営者は登記簿に「代表取締役」と名前を明記したその瞬間から、24時間、会社のことを考え、会社と共に生きる生活をしているからです。
経営者のこだわりは、あらゆる意思決定を通して、商品やサービスとして世の中に提供されます。
経営者の方とお話していると、ユニークな発想や考え方に、心がワクワクします。
経営者のイメージといえば、テレビや雑誌で上げられるような華やかなイメージがあります。一般の方から見れば、経営者の方は楽しく、自分の自由に物事をしていて、しかも高給のような印象があるかもしれません。
でも、私たちは知っています。
○創業してから数年間、給料をもらえず、サラリーマン時代の退職金を取り崩し続けている経営者
○お金が足りなくなり、消費者金融から借り入れをして会社に入れている経営者
○将来が見えず、常に不安を抱えている経営者
○従業員の半分が急に辞めてしまった経験を持つ経営者
そして、私たちは感じています。
「孤独」
「想いが社員、家族、何よりお客様に伝わらない、伝えられないはがゆさ」
「自分への強い自信と、その強さと同じくらいの不安や悲しみ」
「ワクワクした思いと沈んだ思いの繰り返し」
「会社から離れられない苦しさ」
経営者の方は決してスーパーマンでも、超人でもありません。様々なきっかけで、経営者という立場を選んだ、ごく普通の人間なのです。
毎日が新しいチャレンジと試行錯誤の連続で、実績を積み重ねていくことで、経営者は、最初は漠然としていた自信であったものが、いつしか確信に変わり、その確信から、信念が生まれていきます。
しかしながら、そのような熱い思いからスタートしながらも、厳しい現実や不安と向き合いながら孤独と向き合い、「社員の給料を払わないと」「借入金を返済しないと」と、日常生活と責務の念にさいなまれていきます。そして、本来持っていた会社の理念も、厳しい現実に色あせてしまうことがあるのです。そんな現状を、私たちは目の当たりにしてきました。
過去の会計データを基に監査をし、または税務申告をしていた会計人がふと考えたのです。
「私たちが会計人として作れる価値は、税務以外にも沢山あるんじゃないか。」
そんな思いが、私たち会計人の中で確信へと変わっています。
そんな志を持った会計人と経営者が出会い、そして語り合い、会計人、経営者がお互いの悩み、思いを共有しあい、理解しあえる場となれば、これ以上嬉しいことはございません。
この交流会は、趣旨に心からご賛同いただける方に参加していただきたいという思いから、承認制とさせていただいております。ご興味頂いた経営者の方、または経営幹部の方、会計人の方、是非コメントとともに、承認申請をしていただきますよう、よろしくお願いいたします。
メンバーが集まった段階で、定期的に交流会を開催させて頂きます。場所は新宿を予定しております。
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