戦後の広島で繰り広げられた暴力団抗争を題材に、現代ヤクザたちの果てしなき死闘をつづった傑作《仁義なき戦い》シリーズの記念すべき第1作。菅原文太ら、オールスターが豪華競演。監督は名匠、深作欣二!
【解説】
任侠路線が頭打ちになった昭和40年代後半、東映が起死回生を賭けた“初の《実録ヤクザ映画》”だが、年間興行成績で邦画第7位となる大ヒットを記録。義理と人情の渡世が過去の遺物となり、他者を蹴落としても生き残る事が求められたヤクザたちの“仁義なき”生きざま。その姿に現代という時代を見いだし、多くのファンが熱狂したのは今も語り種だ。特に、耐える男、広能昌三を演じた菅原文太は一躍“時代のヒーロー”の座へ。もちろん他のキャストもすこぶる魅力的。日本映画史を語る時に、絶対に欠かせない名作である。
【ストーリー】
太平洋戦争終結直後、庶民の暮らしはまだ混乱を残しつつ、戦災から復興しつつあった広島県の呉市。戦地から復員した広能は、暴力団・山守組のケンカで助っ人をつとめ、殺人罪で懲役に送られる。そこで土居組のヤクザ、若杉と出会い、男同士で意気投合する。出所した後、広能は山守組に入るが、組は土居組とのシマ争いや内部抗争に揺れ、2つの組のヤクザ同士、血で血を洗うような戦いが繰り広げられるように……。
【スタッフ&キャスト】
監督 深作欣二
企画 俊藤浩滋
日下部五朗
脚本 笠原和夫
撮影 吉田貞次
音楽 津島利章
出演 広能昌三:菅原文太
坂井鉄也:松方弘樹
若杉寛:梅宮辰夫
山守義雄:金子信雄
:田中邦衛
:川地民夫
:川谷拓三
:名和宏
ナレーション:小池朝雄
☆「仁義なき戦い」シリーズファンの方々☆
第1作は、その原点とも言うべき作品です。
ご賛同いただける方々、是非ともご参加ください!!