ドイツの詩人・作家ハンス・カロッサ(Hans Carossa)を愛してやまない人々のためのコミュニティです。
かつてヘッセ、マンと並んでドイツ現代文学の旗手と謳われたカロッサも、現代では知名度において先の二人に大きく水をあけられた感が否めません。
しかし、それは作家としての力量の差というよりは、芸術家としての性質の違いに因るところが大きいのではないかと思われます。
ヘッセを天上の文学、トーマス・マンを人間(じんかん)の文学とするならば、カロッサは地上の文学を紡ぎ出します。それは精霊の文学とも言い換えられるものです。
日本の読者にとって、カロッサの感覚はかなり近しいものと言えるのではないかと考えます。優れた邦訳も揃っていますし、もっと読まれるべき作家です。
カロッサについてご自由にご歓談ください。