2010年2月14日に待ちに待ったデヴュー作を発売する新人バンド。米国の偉大なバー・バンドNRBQにも似た名前はたまたまだろうけど、NRBQが祖国のルーツを深く掘り下げつつも常に新しいアイディアとの融合を目指していたのをNRQもここニッポンでやろうとしているんだと思います。
■New Residential Quarters
【profile】
読み方は「ニュー・レジデンシャル・クォーターズ」。略して「NRQ」。2007年に吉田悠樹 (二胡) + 牧野琢磨 (guitar)デュオとして活動を開始。2008年には服部将典 (contrabass) が参加。中尾勘二氏 (drums / sax / tb / cl) にも参加を依頼、現在はカルテット編成となっている。合計12弦とドラムスで、訥々とした新興音楽を奏でる。バンド名は “新興住宅地” の意。------------------------------------------------------------------------------------------------
■牧野琢磨
…… エレクトリック・ギター/作曲 (1.3.8.9.10)
2003 年よりバンド「湯浅湾」に参加、音楽活動を始める。2008年にレーベルGRID605より初のソロ・アルバム『In the suburbs』をリリース。2009年に湯浅湾のアルバム『港』をリリース。また同年、NHK教育テレビ「時々迷々」第6話の音楽を横川理彦と共に手掛ける。
■吉田悠樹
…… 二胡/マンドリン/作曲 (2.5.7.11)
82年東京生まれ。2001年の夏に寿町フリーコンサートを体験、その次の日から二胡による演奏を始める。現在は「NRQ」「カナリア」「前野健太とDAVID BOWIEたち」などのバンドを中心に活動中。過去のコンサート/レコーディングでの共演に大工哲弘、渡辺勝、上野茂都、鈴木翁二、ふいご、 Tristan Honsinger、あがた森魚、おとぎ話、俺はこんなもんじゃない、三輪二郎など。また、2009年には PoPoyansのサポートしてサマーソニックフェスティバルに出演。「前野健太とDAVID BOWIEたち」として出演した映画『ライブテープ』(松江哲明監督)は、第22回東京国際映画祭で「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞した。
■服部将典
…… コントラバス/作曲 (6.12)
79 年生まれ、愛知県出身、東京都在住。コントラバス演奏、作曲・編曲を行う。17歳にエレキベースを、24歳にコントラバスを始める。名古屋を中心に音楽活動を行った後、2003年に東京に活動拠点を移す。コントラバス演奏を山崎弘一氏に、音楽理論を菊地成孔氏に師事。主な参加バンド(サポート含む)は NRQのほか、轟渚、popoyans、shing02歪曲バンド、Emi Meyer、NH-Trio、U-TANZなど。
■中尾勘二
…… ドラム/サックス/トロンボーン/クラリネット/ウッドブロック/作曲 (4)
80 年代後半に篠田昌已ユニットに参加、後に篠田、関島岳郎とCOMPOSTELAを結成。篠田昌已が亡くなった後、桜井芳樹、久下惠生、関島と共に STRADAを結成。以後現在に至るまで、唯一無二の個性と存在感でもって様々なミュージシャンと活動を共にしている。現在参加しているバンド/ユニットはかえる目、sakerockの浜野謙太とのバンドNEWDAY、ぷちだおん、ふいごなどなど多数。